文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
【第二課】瓶の切り方
お尻の穴から挿し込んで中を覗くのに使うのだから、ガラス瓶は無色透明のものが最適で極薄い色の付いた物なら使えるが、ビール瓶などは形がよくても色が濃すぎて、中が覗けないので使えません。
ガラス瓶の切断には次の七品が必要です。
(1)ガラス切り(工具店、ホームセンターにあり〉
(2)マッチ又はライター
(3)ボロ布
(4)灯油(無ければロウソク)
(5)金剛砥(合成の荒い砥石、灰黒色)
(6)バケツ又は洗面器
(7)マジックインキ
※ガラス切りは昔からあるダイヤの付いたものなら「2A」を使う。
ダイヤ式のものより今新しく出た先に特殊鋼の小さい車の付いた物の方が初心者でも切りやすい。
これは先端の車に灯油を付けて使う。
瓶の切り方は図示のとおりであるが説明すると、次の要領でやればよい。
1、ビンの胴の切断したい所に、マジックインキで線を引いてアタリをつける。
2、その線のとおりにガラス切りで切る。
(注意)ガラス切りは鉛筆で線を引くのと同じように引いて切る、その時力の入れ方は始めから終わりまで一定に保つ。
ガラス切りは一度切った線(溝)の上をもう一度重ねて切ったり、線を交叉させて切ったりすると先を傷めるので、決して二度切りはせず、一回で始めから終わりまで途切れない線を引いて切るのが鉄則。
3、切れ目を入れた所に、ボロ布を細く裂いて灯油を浸み込ませたものを紐により合わせて、それで一巻きして縛る。
4、そのボロ布に点火すると熱で瓶が切れ目から二つに離れる(灯油の無い場合はボロ布を巻かず、瓶の切れ目をロウソクの炎であぶる。
その時瓶は両手で廻して切れ目に万遍なく熱を加えると瓶がパチンと二つに離れる)。
5、バケツに水を入れ、金剛砥を中に浸し、瓶の切口のバリを、水をよく掛けながら砥石でこすって滑らかにする。
これで完成。
身の周りに転がっている様々な空き瓶は正に宝です。
色々な形や大きさのボボ覗きやケッツ覗きをこしらえましょう。
(続く)
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