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▼ 大肛門大学|第6講 日用品で浣腸を【2】

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文=横田猛雄
絵=伊集院貴子


日本全国のお尻派の皆さん、予習復習を怠ってはいけませんぞ。特に復習が大切です。講座を受講したら、すぐに実践してみることが大切なのです。さて今回は皆さんに日常の生活用品を使って簡単にできる浣腸を伝授します。心して聴くように。


第二課 カテーテルに似たものは

カテーテルと同じような働きをする物を、身近な物で工夫して作りたいと言う人は、適当な太さのゴム管を買って来て、好みの長さに切って、自作の浣腸器の嘴管に接着すればいいのです。

それに用いる接着剤は何が一番良いかは、大規模書店の建築書のコーナーへ行けば、最新の接着剤の種々について、詳しく説いた本があるから、買ってよく読めば君はたちまち接着剤の専門家になれるぞ。

何と言っても最近の合成樹脂(プラスチック、アクリル)や合成ゴム(シリコン)との進歩発達と、それにともなう接着剤の発達はまさに日進月歩の目ざましいものがありますので、これについては各自よく勉強して明るくなっておくと、後々色々為になることが多いですぞ(参考図書の一例として、技術評論社出版で前田勝啓・著、『高性能を生む接着剤えらび』昭和五十八年発行、昭和六十三年第五刷発行、定価千円という本を紹介しておきます)。

カテーテルの代用にゴム管を使う場合のもう一つの問題点は、ゴム管は軟質ですので、肛門にそのまま入れにくく、又入れても肛門の閉じるのに押さえられて、目が詰まってしまって液が流れないということです。

その問題を解消するためには、肛門への挿入部には硬い嘴管を別に作って、それをゴム管の先に連結しなければなりません。

ここが頭の使い所で、古人の言ったように、「頭とチンボ(オメコ)と金とは、生きているうちに使うもの」で、不肖横田に言わせれば、それに加えて「ケツの穴も生きているうちに使うもの」です。

頭を使えば、嘴管など、色々作れるでしょう。

例えは赤鉛筆の短くなったのを、水に漬けておくと二つに割れるので、中の芯を取り去って、もう一度接着剤で付ければ筒になりますから、先端を砲弾型に削って滑らかにしても出来ます。

その外にもマジックペンやサインペン、ボールペンの軸だとか、プラチナ万年筆のインクのカートリッヂなんかは筒型で、先(尻)がややすぼまって丸味をもっていて、これらは浣腸器の嘴管としては、まさにぴったりの品ではありませんか。

書道の筆の竹の軸も、少し削り加工すれば使えますし、身の廻りを少し注意して探せば、宝の山にいるようなものですぞ。

要はやる気とアイディア次第です。

(続く)


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