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▼ 大肛門大学|第10講 肛門性交の快楽【3】

文=横田猛雄
絵=伊集院貴子


肛門での交合は人類の歴史が始まって以来、古くから行なわれてきたものです。女性は妊娠の心配がないので専ら快美感のみを集中的に追求出来る素晴らしい交合法といえます。某国の故大統領夫人などは常時ワセリンを持ち歩いていたくらいです。


第三課 危ない話

少し危ない話ですが、麻薬を肛門から注入することも秘密の世界では行なわれているのではと推測されます。

女性を隷属させるため、最初は便秘治療とかM化調教とか言って浣腸に誘い込み、次第次第に白い粉の分量を増して混入してゆけば、直腸からそれは確実に吸収されますので、女性はうっとりと夢心地になり、次第に浣腸を待ち望むようになり、ついには完全な麻薬患者となって、薬のために秘密ショウの世界の奴隷となるのです。

アルコールもこれも元全犯罪に使われかねません。
殺したい奴を、先ず眠り薬で眠らせておいて、ケッツの穴から度数の高い酒を大量注入し、泥酔させておいて車のハンドルを握らせて、人気の無い踏切を直進させ、列車にぶつからせれば、酔っぱらい運転の結果の事故死ということになります(お尻から入れた酒でも、口の中にアルコールの臭いがします)。

何も列車に当てさせなくても、ケッツの穴から大量に酒を入れてやるだけでも、完全に急性心不全になって死ぬことは、例の大学新入生の一気飲みを見ても分かるでしょう。

睡眠薬も口から飲まないで、粉に砕いて水に浴いて、ケッツの穴から注入すれば、吸収されて効いてきますから、SMプレイなどで悪用してはいけません。

欧米ではクラブの女を買収して狙う男や女の飲み物に軽い睡眠薬を入れさせ、尾行してその男(女)が寝込んで抵抗力を失ってから犯行に入るという手口が多く使われ、睡眠中更にケッツの穴から睡眠薬を注入されて長時間眠らされ、その間にエロなポーズの写真を撮られたり、去勢されるという事件が多いそうです。
本物の玉を抜いてしまって、象牙や水牛や、最近では、シリコンゴムの偽睾丸を代わりに入れられるという事件です。

睾丸を抜くのは、眠っている男を俯せに逆Yの字型に両足を開かせておいて、メスで袋の後ろ側をほんの一センチ程切り開きます。
切り口を引っ張ると口が伸びて拡がるので、そこから中の玉を押し出し、ピコンと飛び出してきた二つの玉に夫々付いている血管や輸精管を切断し、止血と消毒のため切り口を焼き、もとの袋にもどすのです。

偽玉を押し込んで、その後お尻の穴に睡眠薬の浣腸を追加し、長く眠らせておけば、眼がさめた本人は、まさか眼っている間に玉を抜かれたとは知らないでいて、何かのきっかけで睾丸に手をやって痛くないので異変に気がついても、何時誰に抜かれたのか分からないという犯行の手口なのです。

これは最近では日本でも外国人の多い神戸や横浜から流行りだし、組抗争の中で密かによく行なわれているようです。
王が抜かれても、チンボはエレクトしますが、射精は不能となります。
そうやって長い月日がたつと、その男は段々と中性化してきてて、仕草も女性的になってきます。

粘膜は当然、細菌やウイルス(細菌より小さい)をも吸収します。
だから淋病や梅毒その他の性病の人のチンボが、膣や直腸や口の中に入れば、それらの病気がうつるのは当たり前です。

それがエイズや肛炎(特にB型肝炎)ともなると、大変なことで、エイズや肝炎のキャリア(感染者)の体液の中には、その病気のウイルスが入っており、これが直腸や膣や口に入れば、つまり感染者と交合すれば、まず移ると考えなければなりません(エイズもB型肝炎もいずれは死に至る病です)。

エイズが初め、ホモの病気のように思われていたのは、直腸の粘膜が一番吸収力が強いからですが、吸収力にかけては膣も口もこれに劣らぬ力をもっています。
粘膜と違って皮膚には吸収力はほとんどありませんので、悪性の菌やウイルスが付いても、洗い流せば大丈夫です。

但しほんのカスリ傷で、ほとんど出血していなくても、傷があればそこからは吸収されます。
SMクラブのアナルセックス可のM女さんたち、お金になるからと言って、貴方たちはとても危ないことをしているのです。

コンドームさえしていれば大丈夫というのは非常に安易な考えで誤りです。
体液とは血液や精液だけで無く、浸潤液という汁もあり、爪先から入るおそれも充分あるのに......。
(続く)


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