文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
第一課 マヨネーズのスポイト
ケッツの穴から入れる浣腸液用に、先講で述べたトマトケチャップと、ほぼ兄弟分として使えるのがマヨネーズです。
これも酸が効いていて、しかもドロッと滑らかでねっとりの優れ物ですが、私のような熟達者ならば、これの容器の赤い蓋を取り外したり、あるいはこの蓋の真ん中に穴をあけて、そのままスポイトの要領で、これをケッツの穴に刺し込んで使ってしまうことが出来ます。
君たち初心者には、これではケッツの穴が痛かろうし、又傷も付き、よう挿入し得ないでしょう。
マヨネーズの容器を素晴らしい大型スポイトに改造し、各自の余暇を有意義に活用するための浣腸器を作ることは、とっても大切なことで、「ゆとり」をとり戻すために人類が余暇をもっと楽しもうというのが現代の世界の風潮で、日本でも政府が音頭をとって、週休二日制をすすめているくらいです(政府与党の中には連休を多くしようという党もあるくらいです)。
休日が増えれば何をするか。
不景気の最近ですから、それは、言わずとも知れたこと。
金のかからぬ楽しみと言えば「浣腸」か読書です。
さてその人型スポイト作りに必要なのが、プラスチックの加工技術であります。
先日、スーパーマーケットで見付けたものに、マヨネーズ容器をもっと小さくしたような、ケーキ作りのための甘味料エキス(丁度蜂蜜のような色や形状のドロッとした液)の小型容器がありましたが、それは胴の部分はマヨネーズ容器と同じで、口の所が蓋では無く、先細になった筒型で、これならそのまま(中味とともに)浣腸に使える。
丁度イチジク浣腸三〜四個分くらいの容量の中々の優れ物でしたが、何せ形が小さいので、何度も液を入れ足さなければならず、少し物足りません。
やはり自分にぴったりの物は自作するしかありません(作り方を覚えておけば何かと応用して役に立つから、諸君しっかり勉強してくれよ)。
形や大きさや容量に問題の無い、持大のマヨネーズ容器、これに何とか使いよい嘴管を付け、ケッツの穴の奥深くへ、グサリと挿入する。
諸君、今その嘴管の作り方を伝授しよう。
(続く)
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