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▼ 大肛門大学|第13講 蜂蜜浣腸の味わい【1】

文=横田猛雄
絵=伊集院貴子


蜂蜜浣腸の味は最高です。一度覚えたら病みつきになってしまうかも!? エメロン浣腸のような激烈さはありませんが、入れて少し時間が経つと、遠い海鳴りのようにドーンと効いてきます。湯で半分に割って使うのがちょうどいいみたいですよ。


第一課 一を聞き十を悟る

先の第十一講で、ポットが立派な浣腸器に変身することを述べましたが、利発なる同志諸君は、これですでにひらめいた筈です。

そうです、今の洗髪用のシャンプー液の容器も、頭を押せば口から液がシャアと出て、丁度ポットと同しょうなもので、唯、目が細いだけです。

あのシャンプー液の容器も、口の所をケッツの穴に突っ込んで使えば、そのまま中の液を直腸に流し込めることに思い至るでしょう。

私はすでに十年も前から、各誌上でエメロンを中心としたシャンプー液が、浣腸液としての優れものであることを紹介してきました。

先日ラジオを聴いていたら、名古屋の某局の番組で、或る主婦の投書を読み上げていました。

その内容は便秘治療の方法についてで、彼女が言うには、

「先日、便が出ないので困ると言っていたら、それを聞いた夫が、いきなり私を風呂場に連れて行って、お尻を剥き出しにしたかと思ったら、お尻の穴からシャンプーの容器を突っ込んで、いきなり中の液を注入したの。そしたら効いてきてお腹が痛いわの何のって、グルグル鳴り始めて苦しくって。でもお陰で全部出てしまいました、シャンプーって便秘に効きますよ!」

とのことでした。

思うに彼女の夫も私の書いた物をどこかで読んで、よく知っているその道の同志なのでしょう。

さて、シャンプー容器をそのままケッツの穴に突っ込んで注入するのは、夫婦やお互い同士親密な間柄の場合は上手く行きます。

しかし嫌がる相手や、予想もしていない相手にやってやろうとする時、動かれたり逃げられたりして、あの短くて細い口ではどうにもならないでしょう。

中には相手がいなくて、自分のケッツの穴を自分で責めるという、専ら自習専門の同志も多くいるでしょうに。

諸君、そこで頭を使うのだ。
(続く)


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