文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
第一課 一を聞き十を悟る
先の第十一講で、ポットが立派な浣腸器に変身することを述べましたが、利発なる同志諸君は、これですでにひらめいた筈です。
そうです、今の洗髪用のシャンプー液の容器も、頭を押せば口から液がシャアと出て、丁度ポットと同しょうなもので、唯、目が細いだけです。
あのシャンプー液の容器も、口の所をケッツの穴に突っ込んで使えば、そのまま中の液を直腸に流し込めることに思い至るでしょう。
私はすでに十年も前から、各誌上でエメロンを中心としたシャンプー液が、浣腸液としての優れものであることを紹介してきました。
先日ラジオを聴いていたら、名古屋の某局の番組で、或る主婦の投書を読み上げていました。
その内容は便秘治療の方法についてで、彼女が言うには、
「先日、便が出ないので困ると言っていたら、それを聞いた夫が、いきなり私を風呂場に連れて行って、お尻を剥き出しにしたかと思ったら、お尻の穴からシャンプーの容器を突っ込んで、いきなり中の液を注入したの。そしたら効いてきてお腹が痛いわの何のって、グルグル鳴り始めて苦しくって。でもお陰で全部出てしまいました、シャンプーって便秘に効きますよ!」
とのことでした。
思うに彼女の夫も私の書いた物をどこかで読んで、よく知っているその道の同志なのでしょう。
さて、シャンプー容器をそのままケッツの穴に突っ込んで注入するのは、夫婦やお互い同士親密な間柄の場合は上手く行きます。
しかし嫌がる相手や、予想もしていない相手にやってやろうとする時、動かれたり逃げられたりして、あの短くて細い口ではどうにもならないでしょう。
中には相手がいなくて、自分のケッツの穴を自分で責めるという、専ら自習専門の同志も多くいるでしょうに。
諸君、そこで頭を使うのだ。
(続く)
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |