文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
第三課 便秘になろう
医師や看護婦さんにケッツの穴を拡げていじくり廻されたいと、日頃から願っている君達にとっては、これは実に極楽の業ですぞ。
諸君よ、今日からウンコをするのを我慢して、二週間くらい貯めてみなさい。
何の、一日目や二日目は、今にもケッツの穴からウンコが押し出されるのではないかという気がするが、そこは必死で耐えるのです、耐えられない人は薬局で下痢止め(秘結剤)を買って来て飲めばいいのです。
三日四日頑張れば便意は失せます。
努力する者のみが報われるのです。
便意は生理的なものであるが、先にも言ったように、便が直腸に下りて来て、直腸壁を押圧すると、そのことにより、粘膜に張り廻らされている神経が刺戟を受け、その刺戟が脳に伝えられ、脳からウンコをせよという信号(指令)が伝えられ、肛門括約筋が開くのが排便の仕組みです。
こうやって呼び起こされた排便感も、
「否、今ウンコしてはいけない」
とか、
「痔が痛いからウンコしくたない」
と思ったりすると、排便拒否の反応が生まれるので、度々そうやって排便を我陽すると、本能としての排便感が不感症になって、そうなればもう、唯どんどん無感覚に便が貯まってゆくようになるのです。
これが便秘進行のパターンですが、君らも努力すれば便秘になれるのです。
頑張って二週間分貯めて、医院へ駆け込め。
そうなったら間違い無く先に記したような方法で摘便処置されるぞ(うんと貯めてこちんこちんに硬くして行かないと浣腸で出てしまうから、死ぬ気で頑張れ)。
摘便なんで、一生に一度くらいは、ぜひ体験すべきですぞ。
その快感はもうこたえられません。
医師や看護婦さんに、ゴム手袋を嵌めた手の指で、ケッツの穴の中を散々こね廻されて調べられ、そのあげく、
「こんなに硬くては手で掻き出すことも出来ないよ、太くて」
と。
ウンコの直径が大きいので、クスコ式膣鏡では開口径が小さすぎるので、ケッツの穴がよく拡がるように局部麻酔を打たれて、がばがばに弛んだそこへ、桜井式という凄く開口径の大きな(二段に拡がる)膣鏡で、それこそ直系六〜七センチにも拡げられ長い器具で中のウンコを砕いて、少しずつ掻き出されることになるが、器具や指が直腸の粘膜にふれると、耳掃除されているみたいな気持ち良さだぞ。
諸君は直腸は巨大なそして耳より数倍敏感な耳の穴だと納得する筈だ。
助平な君らはチンボをピンピンに立てて、噴射させることだろう。
摘便は医師よりも、看護婦さんの仕事の領域だが、女医さんにやってもらいたいのなら電話帳で調べて見るくらいの努力はしてもいいだろう(三和出版の『カルテ通信』のバックナンバーに、女医さんの住所一覧を記したのがありました)。
摘便は究極の快感ですが、一回か二回で止めましょう。
病みつきになり、本物の便秘になると、癌になるという恐れがありますから自制しましょう。
長い肛門生活を楽しむために。
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