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▼ ヴァニラ画廊にグラフィック・デザインの鬼才が登場! 木村恒久「キムラ・グラフィック《ルビ》」展
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2010年3月29日(月)〜4月10日(土)
東京・銀座「ヴァニラ画廊」にて開催

2008年に逝去されたグラフィック・デザインの鬼才、木村恒久。過激なフォトモンタージュ作品はイメージを表層から引き剥がし、社会への慧眼となる。『デザインの現場』が休刊となった現在に改めて示される、キムラ・グラフィック!

文=ヴァニラ画廊


20世紀中期の1960年代、東京オリンピック以降グラフィックデザインが「商業」に支配された所有物となる。

しかし、20世紀前期には「国家」「戦争」「イデオロギー」「都市」をテーマに市民次元に還元されたグラフィックや美術の表現活動があった。それらを通した木村恒久の図形表現が「視覚的な《ルビ》」として位置づけられ、「イメージは公共のもの」であると言う氏からの問いかけが蘇る。

フォトモンタージュで知られる木村恒久が2008年末に逝って1年、この2010年に沈殿硬化したデザインの意味性に向けて伝達機能を過激に復元させている。

協力/木村史子:古村理:森本悟郎:柏木博

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■木村恒久(きむら・つねひさ)/プロフィール
グラフィック・デザイナー。1928年大阪生まれ。1945年大阪市立工芸高校卒。 1960年、日本デザインセンターの設立に参加、64年に独立。
1968年東京造形大学客員教授。1966年には、前年に宇野亜喜良、永井一正、和田誠らとともに銀座松屋デパートで開催した展覧会「ペルソナ」で毎日産業デザイン賞を受賞。

60年代末から70年代の日本社会の転換期には、デザインの仕事と並行して、雑誌『デザイン批評』等で粟津潔たちとともに、舌鋒鋭いデザイン・社会批評を展開。1979年、現代社会を鋭く批評するフォト・モンタージュ作品を集成した『キムラカメラ―木村恒久のヴィジュアル・スキャンダル―』(パルコ出版)を出版。79年度の毎日デザイン賞を受賞。1981年『ボードリヤール・フォーラム81』でジャン・ボードリヤールと対談。2008年没。

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開催日時=2010年3月29日(月)〜4月10日(土) ※4月4日(日)も営業します。
平日12時〜19時
土曜12時〜17時(日曜休廊)

トークイベント
4月9日(金)/午後19:00〜20:30
入場料1.500円(1ドリンク付)
ゲスト・柏木博(武蔵野美術大学教授・デザイン評論家)

会場・問い合わせ先=
東京・銀座『ヴァニラ画廊』
〒104-0061
中央区銀座6-10-10 第二蒲田ビル4階
電話 03-5568-1233


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