文=抱枕すあま
『ギリモザ 猥褻痴漢』
主演:みひろ
監督:愛染知久
価格:2980円(税込)
品番:DVD/SOE-264
メーカー:S1
姉さん、大変です! ひょんなことから、オトンとオカンと一緒に、みひろちゃんを観ることになったのです!!
そうです、あの"みひろちゃん"です。アイドルAV女優の中でもトップに君臨している、あの"みひろちゃん"です。ひろみ郷とは違うのです。うぎゃあ〜〜〜ッ! どうしよう、どうしよう!! こっそりと一人で観ようと思っていたのに……。
(※この記事は2008年にWEBスナイパーで掲載されたものを再録したものです)
そんな訳で、オトンとオカンと一緒に、みひろちゃんを観に行ってきました。名古屋の中日劇場でやっていた、志村けんが座長を務める『志村魂4』を観に。実は、この舞台に、みひろちゃんも出演していたのです。
↑『志村魂4』のパンフレット。みひろちゃん目当てで買ってしまいました。
母「ナマで志村けんが見られるのね。楽しみねぇ。……。ねぇ! 人の話を聞いてるの?」
す「ナマみひろ、ナマみひろ、ナマみひろ……。え!? あ、はいはい、ナマ志村けんね。そうだね、楽しみだね」
母「今日は、志村けんを観に来たんじゃないの?」
す「も、も、もちろんだよ」
母「やっぱり、お約束のギャグはやるのかな? 『アイーン』とか、『変なおじさん』とか。そういえば、『志村ぁ〜、うしろ!』ってのもあったわね」
す「そりゃ、今日は舞台だから、必ずやるでしょ。子供の頃、一度でいいから会場で叫んでみたかったんだ。『志村ぁ〜、みひろ! みひろ!!』って」
母「ん!? みひろ?」
す「あっ、いや、その……」
劇場のロビーには、出演者である志村けんやダチョウ倶楽部の本やDVDが売っていました。それなのに、私のお目当てのみひろちゃんが出演しているDVDは、どこにも売っていません。もちろん、トップ画像の『猥褻痴漢』さえも。お土産の中には、志村けんの出身地である東村山の名物まで売っていたのに……。夏休みに入ったばかりで、小さなお子さん達も多かったので、ひょっとすると、人気のあるみひろちゃんのDVDは、すでに売り切れていたのかもしれません。
実は私、みひろちゃんが出演しているDVDは、1枚も観たことがないのです。なにせ、みひろちゃんのことは、TV番組の『おねがい! マスカット』(テレビ大阪制作・テレビ東京系)で初めて知ったくらいですから。だって、私には永遠のオナペットである宮地奈々ちゃんがいるのですもの。アイドルAV女優なんかには、目もくれませんぜ!!
このTV番組の中で、みひろちゃんはエロ替え歌を披露しているのですが、『電気グルーヴ』のピエール瀧も大絶賛するほど、その歌詞の内容が素晴らしいのです。気になる方は、『YouTube』で検索してみてくださいね。
そういえば、『オナニー平和主義!』でお馴染みの遠藤遊佐さんは、みひろちゃんと一緒に温泉に入ったことがあるのだとか。私なんて、一緒に温泉に入ったことがあるのは、『WEBスナイパー』編集部のI氏だけなのに。とほほっ。
みひろちゃんは、藤山寛美で有名な松竹新喜劇の『人生双六』の中で、事務員役を演じていたのですが、それがめちゃくちゃ可愛らしかったのです。OL役じゃないですよ。昔の小さな町工場の事務員役です。青色の事務員用スモックって、結構よいものですね。セーラー服にしか興味がないと思っていた私でさえ、萌えてしまったくらいですから。
うちのオトンも、みひろちゃんのことが気になったようで、劇場からの帰り際、こんな話をしました。
父「あの事務員のお嬢さん、可愛かったね」
す「ああ、みひろちゃんね」
父「あのお嬢さんは、女優さんなの? それとも、モデルさん?」
す「AV……じゃなくて、え〜と、え〜と。あっ、そうだ! セクシーアイドルだよ」
こういうとき、セクシーアイドルという言葉は、とっても便利な言葉です。
父「へぇ〜、アイドルなんだ」
す「僕の知り合い(遠藤遊佐さんのこと)はね、みひろちゃんと一緒に温泉に行ったことがあるんだよ」
父「アイドルと仲のよい知り合いがいるんだ。うらやましいなぁ。ところで、その知り合いの人は、どんな仕事をしているんだい?」
す「えっ!?」
嗚呼、また余計なひと言を喋ってしまいました。まさか、アダルト関係の取材旅行の時、一緒に温泉に入ったなどとは、言える訳がありません。こうなったら、もうヤケです。
す「た、たしか、その人もセクシーアイドルだよ! セクシーアイドル仲間の慰安旅行で、一緒に温泉に入ったらしいよ!!」
え〜と、遠藤遊佐さんに業務連絡です。明日から、セクシーアイドルになってください!! この前のお願い(『すあクラ第51回』参照)と合わせると、セクシーアイドルでCAの観月ありさになればOKです。ねっ、簡単なことでしょ?
(閑話休題)
みひろちゃんを観に行った日の1週間前のこと。お祖母さんがパックリご開帳……じゃなく、ポックリとあの世へ逝ってしまいました。合掌……。
す「お祖母さん、とうとう逝ってしまったね」
母「ずっと病気と闘っていたからね。ようやく苦しみから解放されたんだよ」
す「そういえば、お盆の時期にお供え物をすると、ご先祖様が食べて帰るっていうよね。朝起きると、お味噌汁の量が減っているって、誰かが言っていなかった?」
母「それは、きっと亡くなったお祖母さんじゃない? お味噌汁の量が、確かに減るのよ。そんな時、お祖母さんは『ご先祖様がお味噌汁を飲んで行ったからだ』って、よく言っていたわね」
す「実はね、お祖母さんが亡くなった夜のことなんだけど、家に帰ったら、ウチのお風呂の残り湯が異常なほど減っていたんだ。だから、きっとお祖母さんがウチにやって来て、お風呂の残り湯を飲んで行ったと思うんだよ」
母「絶対に違います!!」
す「じゃあ、誰がウチの風呂の残り湯を飲んだというの?」
母「誰もそんなものは飲んでいません!!」
す「じゃあ、なんでなんだろう……。ところで、遺産相続の話し合いは終わったの?」
母「それがね、もめにもめてね……」
す「お祖母さんの遺産って、もめるほどあったの? お祖父さんと違って、それほど現金もなかったと思うんだけど」
母「それがね、タンスの奥から出てきたのよ」
す「えっ、なにが出てきたの? 現金? それとも、有価証券の類とか?」
母「違うわよ。入れ歯が4つ出てきたのよ」
す「……」
母「私たち4人兄弟でしょ? だから、一人一つずつ入れ歯を分けようっていう話になったんだけど、そんなものは欲しくないわよねぇ」
す「……好きにしとくれ。」
オカンとそんな話をしていたら、姪っ子がやってきました。
姪「すあまおじちゃん。曾お祖母ちゃんは、お星様になったの?」
す「そうだよ、お星様になったんだよ」
姪「どのお星様かなぁ。あの一番輝いているお星さまかなぁ?」
す「違うよ」
姪「それじゃ、あっちの小さなお星さまかなぁ?」
す「それでもないよ」
姪「それじゃ、どのお星さまになったの?」
す「曾お祖母ちゃんはね、『つのだ☆ひろ』の名字と名前の間のお星様になったんだよ」
母「孫にいい加減なこと教えるな!!」
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