絵と文=大園喜八郎
秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。
ジャパニーズ・カルトの新境地!
【白銀のセレナーデ】
解け雪を 割れ目につめて 引き摺られ
ビリから三匹めの少女、石田愛子さんへの責めは春雪引き回しでございます。この刑罰は主として騎馬民族の間で行なわれて参りました。皆様も西部劇などで馬に引き摺られ槌と泥にまみれながら、大声を上げて悶え苦しむ囚人の姿をご覧になったことでしょう。
女性の場合は二頭の馬を使い、右足を右側の、左足を左側の馬に、それぞれ繋がれたロープで別々に引き摺られます。初めはゆっくりと歩きながらトラックを一周致します。全裸に剥がされ後ろ手に縛られた上に、両足を閉じることが出来ませんから、柵の外側を埋め尽くした観衆の目前に、ピンク色の乳首や、漆黒の陰毛を晒しながら、よたよたと歩まなければなりません。その精神的な苦痛には想像を絶するものがございます。
馬のスピードが増すにつれて、少女もまた速足から駆け足へと次第にスピードを上げ、はあはあと息を切らしながらついていかなければなりません。ついにはばったりと倒れて裸身を地面に叩きつけられ、砂煙の中を悲鳴を上げながら引き摺られます。うつ伏せになった少女は小さな乳首を引き千切られ、仰向けに倒れた少女はお尻の皮を剥がされて、血塗れの人形へと変わっていきます。死刑を目指す時は、肉が擦り切れ、白い骨が剥き出すまで続ければよいのですが、時には水濠を潜り抜ける水責めや、燃え上がる枯れ草を通り抜ける火責めも用意されていました。高さ二メートルを超える巨大な鎌をコースの中央に立てて、満幸を境に、唐竹割りに斬り裂くという残酷な見せ物も珍しくはありませんでした。
逆に美しい柔肌を傷つけたくない時は、雪の上、氷の上、あるいは水上を引き回して、女囚に凍結地獄をの苦しみや、溺死の恐怖をたっぷりと味わわせるのでございます。ご覧下さい。愛子さんの哀れな姿を。二台の雪橇に繋がれたロープによって、両脚を大きく引き裂かれながら、十五歳の未熟な陰毛は可愛い満幸を覆い隠せるほど濃くはないのであります。
雪橇が徐々にスピードを上げながらスロープを滑り下りますと、純白の裸身は白煙に包まれ、陰裂を飾るほのかなかげりやピンクの割れ目もすっかり白い氷に覆われてしまいます。少女の悲痛な叫び声は白銀のセレナーデと化して、静寂そのものの雪原に広がります。スロープの終点で哀れな人間雪橇が止まった時、愛子さんはやっと救われたと思うかも知れませんが、青尿講の責めはそんな生易しいものではありません。全裸のままスロープのてっぺんまで歩かされ、再び同じ極刑が後八回も繰り返されるのでございます。
さらに、愛子さん他二匹の少女には、晒し刑「下がり藤」が待っています。この刑罰は両手首を縛って高々と吊るし、つま先がやっと地面につく所で固定し放置するもので、その姿からこの名称がついています。三匹は互いに向き合ったまま、食事も排泄も許されず、四十九時間、この姿を講中の皆様の前にさらさなければなりません。水は与えられますが、彼女たちは、その中に利尿剤と下剤が隠されていることを知りません。やがて小水と液便を垂れ流す結果になります。しかも足元には小さな鉢が用意されていて、鉢に溜まった汚水を再び口から注ぎ込まれることになっています。何とおぞましい刑罰ではありませんか。
「鶯の谷渡り」に参加した九人の内、ビリの三匹には四十九時間、真ん中の三匹には十七時間の「下がり藤」刑が科せられます。特にお急ぎでない方は、六匹の美少女の糞尿塗れの裸身をたっぷりとご観賞願いたいと存じます。
(続く)
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