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▼ 赤満幸猟奇譚 第9回 【若鮎の沢登り】

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絵と文=大園喜八郎

秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。
ジャパニーズ・カルトの新境地!


【若鮎の沢登り】

リング嵌め 泣き泣き渡る 春の沢

今回の黄肛講の会場は、ある講元が所有する無農薬農場でございます。険しい岩山に囲まれた谷合に、古ぼけた温室や倉庫が立ち並んでおりますが、誰も訪れる者はおりません。姫手形の人質として、私たちに捕らえられている少女の多くは、ここで一年余りの奴隷生活を送ることになっております。一般の労働者を使っていては、とても採算に合いませんが、娘たちは只で働いてくれますから、何とか黒字にすることができます。

さて、本日は例によって九人の美しい娘を選び、この山峡において「全裸美少女乳首陰唇数珠繋ぎの刑」を楽しんで頂こうという訳でございます。まず少女に直径十センチ程度の立木を後ろ手に抱えさせた上で全裸で立たせた後、首と乳首の上下、腹部と右脚の太腿と足首を、身動き出来ないよう、厳しく幹に縛り付けて下さい。さらに恐怖に慄いている少女の乳首をアルコールで消毒し、リングを熱湯で煮沸します。

リングの一端は鋭い針になっていますから、その先端を乳首の真横からズブリと刺し通せばよいのです。なお、痛さのあまり小水を噴き出しますから、掛けられないように注意して下さい。血が噴き出し、「熱いっ」と裸身を硬直させて絶叫しますが、構わず押し込んでしまいましょう。

「キャアー」「ギャァーッ」「止メテェー」「お母さーん」……さまざまの悲鳴が、静かな渓谷にこだましますが、命に関わるような傷ではありませんからご心配なく。

十分に突き貫けたところで、針の先端にある雄ネジに、リングの雌ネジを回しながら、きっちりと締め付けて頂けば出来上がりです。最後に穴の周りを再びアルコールで拭いて下さい。なお、暴れたために縄がゆるんだ時は、ただちに縛り直して頂かないと危険です。

両方の乳房の飾り付けが終わったならば、自由になっている左足首に縄を回し、高々と吊り上げて木の枝に固定して下さい。少女の満幸が十分に開き切ったところで、ボディソープをたっぷり擦り付けて綺麗に洗って頂きます。次にお手元のパンチを熱湯消毒した後、ラビアを引っ張り出して、内側約一センチの位置に穴を開けて貰います。もし、小水を漏らした時は、直ちに消毒し直して下さい。さらに鳩目金具を穴に納めて、パンチで強く締め付けます。最後にリングを装着すれば、満幸の飾り付けは終わります。

ここで縄を解きますが、少女の衣類や皆様の食糧を詰めたリュックを背負わせた後、汚れた手でリングを触らないようただちに後ろ手に縛り上げます。次に先頭の少女の左乳首、左ラビアから次の少女の右ラビア、右乳首、左乳首……という具合に、九人全員を丈夫なビニール製のテグスで繋ぎ、雪解け水の流れる初春の渓谷を登らせていきます。

刺し貫かれたばかりのリングは、テグスを強く引っ張るたびに血を噴き出し、激痛が裸身を走ります。たまりかねて一匹の処女が転倒すると、前後の二、三匹も同時に悲鳴を上げながら、冷たい雪解け水の中にぶっ倒れます。皆様はしばらくの間、水中でもがき苦しむロリータヌードをたっぷりと観賞した後、小娘たちを引き上げて行列を整えて下さい。

そして最初に転んだ娘には、罰としてお尻やオッパイに思い切り鞭を当て、真っ白な肌に真っ赤な模様を描いて頂きましょう。私たちは、涙と泣き声に満ち満ちた裸少女の数珠繋ぎを「若鮎の沢登り」と呼んでおります。どうか皆様、あまりにも美しく、あまりにも残酷なこの儀式を十分に楽しんで頂きたいと思います。

(続く)


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