皮革拘束のみに絞った日本国内初のボンデージ・サイト「Fetish Stage」。
縄拘束とは違った魅力を醸し出すレザー・ボンデージ。そこにこだわって映像作品を撮り続けてきたMikeyさんがお届けする、アメリカでのボンデージ体験記がスタートです。
文=Mikey
メチャメチャ更新の遅いWEBサイト『Fetish Stage』を運営しているTeam Mikey代表を務めるMikey(マイキー)と申します。
メインの職業は映像と雑誌編集関係なのですが、1995年に映像の仕事でLos Angels(L.A.)へ渡米したんです。その際、現地のボンデージ・ビデオ製作関係者らと知りあって、その後もL.A.へ行く機会が多かったことから自然と交流が続いていきました。
その結果、98年に「ビザール・プロダクション」などの作品でビデオキャメラマンとして、撮影監督や、劇中でモデルの女性に取り付ける皮革拘束具・口枷関係のアートディレクション、そしてプロダクションデザイン業務に関わってきました。
そしてL.A.でお世話になっていた製作プロダクションが別事業を立ち上げて、会社自体を畳むことになったとき、僕がその魂を引き継ぐべく数々のボンデージギアを譲り受けたのです。
折角だから日本でもアメリカンスタイルな皮革拘束だけにこだわった組織“Team Mikey"を、友人とふたりで1999年に立ち上げました。
水村幻幽氏の『隷嬢寫眞館』などを拝見して、見よう見まねで『Fetish Stage』の前身となるサイトをチープなスタイルながら辛くもオープン。
2000年の10月にスタッフを増やし『Team Mikey Presents Fetish Stage』という名称でキチンとしたサイトの開設となりました。
商売っ気の希薄なスタイルを保ちつつ、「欲しいと思う人だけに買ってもらいたい」との頑固な姿勢で映像ソフト販売をアンダーカルチャーシーンにて行なってきたわけです。
そこで僕が米国でボンデージ・ビデオの製作に携わった経緯や、当時の米国ボンデージ背景を振り返りつつ、初めて撮影に参加したまでのエピソードを、少しずつ紹介していきたいと思います。
(続く)
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