私の嗜肛錯誤の日々【11】
私は恵子の気が変わらぬうちにと思い、
「そうかい、じゃ、愉しませてもらうよ」
と言い、押入れから遠隔操縦器付のオモチャの自動車を取り出した。リモコン自動車は何も私の嗜肛癖のためではなく、純然たる趣味なのだが、その頃、思いついて試してみたいと思っ.ていたことなのだった。 私は自動車のリアバンパーに糸を巻きつけ、その糸の端にコルク栓を巻きつけた。そう、あの深雪のアヌスに埋め込んだコルク栓である。
私はそのコルク栓を、まだ愛液を溢れさせている恵子の秘局に当て、タップリと濡らすと、恵子のアヌスに埋め込んだ。
恵子は深雪のときと同じ、膝立ち俯せの姿勢だ。
「オジさんって、変わったことばっかり考えるのね」
初めは、おかしそうにしていた恵子だが、ソファに腰を下ろしていた私が操縦器のスイッチを入れると、様相が一変した。
自動車を急発進させたり、左もにカーブさせるたびに、恵子一のアヌスに埋め込まれたコルク栓が恵子の直腸襞の四面を余すところなく刺激するのだからたまらない。
「あっ、ううっ」
恵子は奇妙な呻きを洩らしながら、尻を振り悶えた。
深雪のときは柱時計だったので、私はただ眺めているだけだったのだが、そのときは、自分の手で自動車をリモコン操縦していたわけで、女を肉の玩具として弄ぶ愉しみが倍加されていた。
私は嬉々として自動車を操縦した。
「恵子ちゃん、さあ、いよいよクライマックスだよ」
私は恵子の上体を起こした。後手縛りで膝立ちした恵子の口に私は逸物を含ませた。そしてそのまま私は手に持った操縦器で自動車を動かしたのだ。
糸が引っぱられてアヌスに埋め込まれたコルク栓が刺激を送り込むたびに恵子の口は、キュッとすぼまり、私の逸物を締めつけた。恵子は悩乱の極致にいた。荒淫のせいですっかり感度の鈍くなった私の逸物もようやく頂点に達し、久しぶりに烈しく精気を吐き出したものだった……。
私には、「アヌス馴致法はこれだ!」などといった方法はないが、ただひとつ、やさしさを失なわなければ、女ってものは、男に馴至されるものだと思っている。もちろん、これはお遊びの範囲内でのことだ。 私のアヌス体験から読者が何らかを得たと言っていただければ、筆をとったかいがあったというものである。
(完)
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