私の嗜肛錯誤の日々【10】
私はガラス製の浣腸器を取り出して、その浣腸器を恵子に示しながら、
「これで腸の中をきれいにするんだよ」
と言った。
「ひ、ひどいわァ、そんなこと、お願い、オジサンやめて……」
哀願する恵子の性感を私はなおも攻めたてた。とうとう恵子は、
「オジさん、もうダメ、ちゃんと……して」
と、とろけるような眼差しを私に向けて言った。
「わかったよ、その代わり、これで腸の中をきれいにしてからだよ」
私が交換条件を出すと恵子はうなずくのだった。
私は縛ったままの恵子に背後から重なり、一度埒をあけ、恵子の肉の火照りを鎮めると、休む間もなく浣腸器の嘴管を恵子のアヌスに突き立てた。
まだ恍惚の余韻にひたっていた恵子はたちまち便意におそわれた。 「ああ、ひどい! で、出ちゃうわ、早く、この縄を解いてッ」
喚く恵子に私はオマルを差し出した。恵子は仕方なくオマルにまたがり、すさまじい放屁とともに汚物をオマルに叩きつけた。
さすがの私も初めて見る排泄行為にたいへんな興奮を味わったものだ。
恵子の排泄が終わると私は、
「ごめんよ、恵子ちゃん でも、オジサン、恵子ちゃんのこと全部を知りたかったんだよ。恵子ちゃんのウンチだって、オジサンはぜんぜんきたなく思えないぐらい、恵子ちゃんのこと、好きなんだよ」
と、侘びながら、恵子の汚れた所をやさしく浄めてやった。
女にやりたいことをやったあと、やさしい言葉をしつこいぐらいにかけてやるということが、嗜肛癖を遂行するときのポイントではないかと、私は思っている。恵子は、性の恍惚と排泄行為を見られた屈辱に、しばらくフクレっ面をしていたが、そのうち気を取り直し、
「フフフッ、オジさんってヘンな魅力がある人ねェ。こんなことされても、憎む気になれないもの。いいわ、きょうはテッテ的につきあってあげる。でも、これっきりにしてね」
「そ、そうかい。恵子ちゃん、オジサン、死ぬほど嬉しいよ。でも、恵子ちゃんとこれっきりになるってのは淋しいなァ」
私はそう言ったが、心の中では、「こんな行為は一人の女と何度もするもんじゃないんだよ」と思っていた。私には昔ほど一人の女に執着するということがなくなっていたのだ。
とくに嗜肛癖などは女を変えてこそ愉しみがあるのだ。
(つづく)
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