私の嗜肛錯誤の日々【9】
私は撮影会で覚えた縄捌きで、たちまち恵子を後手に縛りあげた。胸乳を形よく盛りあげることも忘れなかった。
「へえ、オジさん、縛り方、じょうずねェ」
「へヘッ、まあね。気分はどう?」
「ウーン、、気持ち悪いわ……」
「そうかい!? じゃあ気持ちよくしてやるよ」
私は縛られたままの恵子をフトンの上に倒すと、ネチッこい愛撫を加えた。まず舌先で恵子の全身を軽く刺激し、指で彼女の秘局に快感をタップリと送り込んだ。
「ああヘンな気持ち。この縄、解いて。相手を抱けないなんて……ものすごくジレったいわ……」
「フフフ そうだろう。恵子ちゃんはいつもすごく乱れるけど、あれがお芝居だってこと、オジサンは知ってたんだよ。でも、今は違う。今は、ほんとうに乱れているんだ……」
これが私の狙いだった。 縛ったところで痛い目に遭わせたのでは、女に怨まれるだけである。もちろん、徹底的に苛めぬくのもひとつの方法だろうが、私の趣味ではない。
私の嗜肛癖はあくまでも遊びの域を出ないのだ。
私は恵子のアヌスに指を当てクリクリと揉みほぐしながら、
「恵子ちゃんももうおとななんだから、お尻の穴が感じることぐらい知っているだろう?」
と言った。
世の中を知ったつもりの女子大生の弱点は無知を恐れることだ。たとえそれが性に関したことといえども……。
「そ、そのくらいのことは知ってるわ。で、でも、恥ずかしい……」
「どうして?」
「だって……ソコはきたない所だから」
「そんなことはないよ。ちゃんと拭いているんだろう」
「ええ……」
「それでも恥ずかしいっていうんなら、臭いものを全部出しちまえばいいじゃないか。恵子ちゃんももうおとななんだから、このぐらいの経験はしておかなくちゃ……」
(つづく)
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