変態小説 パンティ三兄弟秘話【1】
●三兄弟の再会●
今日は私とその弟の小言を聞いて下さい。私パンティとは申しましても、元は生地で御座居ます。とある紡績工場にてパンティとして仕立てられたのです。決して成りたくてパンテイになったのではありません。
私の夢としては、やはりウェディングドレスかスーツといった、人目に多くふれられて、その人にも喜んでもらえる物に仕立ててほしかったのですが、なにぶんにも生まれが安物の綿の生地でしたのでパンティにしか仕立ててもらえませんでした。それでも私の生地の柄は可愛い花柄の模様でしたので、パンティとして製作された後に、若い女の子のよく集まるお店へと送られたのでした。
そのお店の店頭へ並べられた私は、他の仲間(パンティ)達とよくこんなことを話したものでした。
「どうせパンティとして仕立てられてしまった今、女の人に穿かれるのなら、きれいな女性に穿かれたいな」
ひそひそと言い合って、その時を待つ身の上でした。それから一週間程が経ちまして、一人の女性が私を手に取り、前や後ろを見回しては私を撫でさすり、手触りを確かめてからレジへと持って行きました。
その人は、そのお店の客としては似つかわしくない年齢の女性でした。その女性は何を思い、私の様な、若い女の子が好んで穿く花柄模様を買ったのとか、レジへと持って行かれた時には思いました。歳の頃は四十という中年ですが、いわゆる女盛りの熟女といった風の人が、こんな私を穿くなんてと驚きましたが、とにかく私はその四十歳の女性に買われてしまったのです。
(続く)
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |