変態小説 パンティ三兄弟秘話【2】
そしてその日から三年余りの歳月が流れた現在、私は廃品回収業の人に引き取られて、ある倉庫の中で他の廃品の仲間(古着・下着等)とともに山積みにされています。つまり私は、その女性に三年間穿き古されてから廃品として処分されたのでした。
その倉庫の中を見回しますと、同じく穿き古された仲間のパンティがヨレヨレになって横たわっていました。その中に私とよく似た花柄模様の仲間を見つけ、私は思わず声を掛けたのでした。驚いたことに、それは私の兄弟だったのです!
兄弟とは、同じ生地ということです。紡績工場で同じ日に、同様のパンティとして製作された私の弟だったのです。私と弟は別々のお店に送られたので、もう二度と逢うこともないと思っていたのが、こうして同じ廃品の山の中で再会出来たことに感激しました。さらに驚いたことに「兄さーん」と言う声に、そちらの方を見ましたら、同様の花柄があるではありませんか。まさしく、もう一人の弟が同じ山の中にいたのです。まさかと思う三兄弟の再会でした。
その夜、私達三兄弟は夜を徹して、辛く苦しかったパンティとしての三年間の身の上話をいたしました。決して好んでパンティになったのではなく、パンティとして製作されてしまったからしかたなく女の人に穿かれてきたことを、その労を互いに慰め合ったのでした。
その長く辛かった三年間のお話を兄の私がここに語りたいと思います。どうぞこの小言、お聞きになって下されば、倖いです。
(続く)
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