作= 鬼堂茂
【13】絶頂
「よし、いい娘だ。変なことをすれば、またこうするからな」と、再びライターの炎をビーナスの丘に近づけていく。そこの翳りは、すでに全て焼き焦がされていた。
秋子は恐怖に顔を引き攣らせながら何度も首を縦に振った。
「判ったな」
竹野がそう言うと、秋子は竹野に体を擦りつけて媚びた瞳を潤ませた。
竹野は秋子の顔の上へ馬乗りになり、いきり立っている分身を秋子の口に押し当てて、「舐めろ」と、低く命じた。
竹野の声にはじかれたように、秋子は首を立てて、反り返ったものを唇のの周りで転がした後、一気に咽喉奥まで咥え込んだ。
生温かい唾液が分身を包み、ザラザラとした秋子の舌の動きが竹野の大脳を快く刺激した。秋子の瞳から大粒の泪が溢れ、頬を流れ落ちていく。
「食え、もっと食え。舌を遣うんだよ。俺を満足させないと焼マ×コにするぞ」
「うぐ、うぐぐうっ......」
秋子に経験がない訳ではなかったが、こうした屈辱的な形での口淫は初めてであった。汚辱と羞恥の谷底に突き落とされ、涙と唾液で顔中ベトベトになりながら必死に口をすぼめ、舌を動かす。チロチロとにじみ出る男の淫液を舌先にのせ、亀頭にまぶす。
竹野の脳天に凄まじい快感が突き刺さった。秋子の頭をかかえる両手に力が入る。と、次の瞬間、竹野はかつてないほどの幸福感と絶頂感の中で「ウッ」と小さな呻き声を漏らすと、脳内の毛細血管を破裂させて一生に一度の昇天を迎えたのであった。
(了)
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |