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▼ 1980年8月号 「穿たれたアヌス」【2】

1980年8月号 「穿たれたアヌス」【2】


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投稿=宇田島博子(20歳)
絵=石神よしはる

1980年8月号 「穿たれたアヌス」【2】

お姉さまは、私のアヌスをじっと見つめ、コネコネといじくるのです!

●めくるめく思い

美智子先輩は他の新入生より、ひときわ私を目にかけてくれたようです。大学はW大文学部三年で違いますが、おなし英文学専修なのでした。学年は二年上でしたが、先輩は一年浪人して大学に入っているので、三歳年長でした。その年齢差以上に私は美智子先輩が、おとなのように思えたのでした。

私はときに文学、人生、愛情などのはなしをしました。そして入館二カ月目、あの衝撃的な夜が訪れたのです。ちょうどいちばんホームシックにかかる五月初めでした。私は門限の十時を五分も遅れてしまい、その夜、管理室のK先生からこっぴどくお説教を受けました。遅刻したのは私の不注意ですが、BFと遊んでいたのではなく、地下鉄の線を間違えてしまったのでした。しかし弁解は許されず、私は管理室に呼ばれました。

Mハイツでは門限は十時、遅刻すると始末書、三回以上は両親に報告されます。私はこってとK先生にしぼられ、涙ぐみながら112号室に戻ったのでした。するとそこに美智子先輩が、待ってらして……

「気にすることないのよ。誰だって遅刻するんだから」

私は慰められ、その夜、いっしょのベッドに入ってしまったのです。まさか、そんなことになってしまうなんて、とても想像はつかなかったのですが……

「好きよ、博子さん。あなたが入館して、さいしょ見たときから……」

はげしい愛の告白とともに、私は抱きしめられ、唇、首筋、喉……とあらゆるところにキスされました。

「あっ、先輩……」

私はあえぎながらのけぞりました。

「お姉さまと呼ぶの! お姉さまと……」

美智子先輩は荒あらしく叫び、そして私のパンティの下へ手をすべらせてきました。

「やめてください……」

私は抵抗しましたが、そのうち全身が蕩けていく、うっとりした快感におそわれて、力を失っていきました。

正直に申しあげます。

私はそのときまで処女でしたし、レズの経験はもちろんありませんでした。よくいうオナニーの経験もふつうの人よりすくないのでそんな愛撫を受けると、もうどうしていいかわからず、ぽーっとなってしまったのです。

美智子先輩、いや、お姉さまの指はまるで淫らな蠕動動物みたいに私の外××をいじり、私は生まれてはじめて、熱い昂りのうめきを漏らしていました。

お姉さまは翌日の夜も、私のベッドへやってきました。とても困ると思いましたが、私は拒めなくなっていました。そしていつのまにか、私はそれを期待するようになっていました。

やがて私のほうもお姉さまの体に触れるようになりました。

「そこよ、そこそこ……」

お姉さまは私にいい、私の手指を誘導しました。お姉さまが歓ぶとそれは私の歓びにもなりました。めくるめく思いに私たちは、一夜を抱き合ったまますごしたりしました。


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