1983年5月号 「東京SM見聞録」【6】
1983年5月号 「東京SM見聞録」【6】
好奇心旺盛な夫妻の、SMプレイを突撃モニター!
●夫人の覚悟
「由紀、きてごらん」
O氏は夫人を檻の前に連れていった。中には1体のマネキンがともに金属製の首輪と連結されたブラを装着され、後ろ手の手首には拘束具をつけられて立っている。
「おまえも入ってみろよ」
O氏にいわれるまま夫人は檻の中に入った。氏が扉をロックする。
「どんな気分だ?」
「なんだか囚人みたい」
夫人は檻の鉄柵につかまって笑っていう。
「そうだ、おまえはいまから女囚だ。俺がいやらしい看守になってたっぷりと嬲ってやる、覚悟しろ」
O氏は芝居がかったセリフをいってそばの竹の笞を手にした。S、M両方をこなすだけにプレイの演出は充分心得ている感じだ。
「ほうらスカートをめくってみせろ」
檻の中に差し入れた笞の先が夫人のスカートの裾をめくり上げる。黒いストッキングの太腿がチラリ。
「いや!」夫人は慌ててスカートを押さえ、しゃがみ込む。
「女囚に洋服は必要ない。さ、脱げ!」
笞の先で小突くO氏を、夫人は恨めしそうに見て逡巡しているようだったが、覚悟を決めたらしく悄然として俯くと、ブラウスのボタンを外しはじめた。
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