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▼ スナイパーアーカイブ・ギャラリー 1988年6月号 読者投稿小説「母なる夜」【11】

作= Hibi Seiichi


ある夜、一人の受験生と彼の美貌の母の前に現われた恐るべき訪問者。平和な家庭を崩壊させる恥辱行為の数々は徐々にエスカレートし、母と子の禁断の関係までも強制する――。確かな筆致でスピード感のある凌辱展開を愉しませる官能バイオレンス・ロマン。『S&Mスナイパー』1988年6月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全13回に分けてお届けしています。


【11】精飲

怒張が和子の口の中でますます熱く鋼鉄のように硬くなっていく。

「うっ......あうっ......」

宏が呻き声を上げた。

怒張が和子の口の中に大量の樹液を吹き上げた。母の性器をむさぼりながら、宏があっけなく爆発したのだ。

(むぐうっ)

青臭い液をドクドクと口の中に注ぎこまれ、和子は思わずむせ返りそうになった。

「おい、こぼすなよ。飲みこんでやれよ。可愛い息子の精液だ、一滴残らずな」

渋沢の命令が頭の上から飛んできた。和子は怒りを含んだ目で、うらめしそうに渋沢を見上げながら、口いっぽいの樹液をゴクリと音をたてて飲みこんだ。和子の目が涙で濡れた。

「やっぱり若さだな。一回出したくらいじゃ全然おとろえないぜ。宏、口の中もいいが、やっぱりオ××コに一発入れたいだろう?」

渋沢の声に、放心状態にあった宏はギョッとして我に帰った。信じられないという顔で渋沢を見上げた。だが、和子の方はそれほど驚く様子を見せなかった。最後はそう命令されるだろうことを和子は予想していたのである。それに対して逆らう術がないということも......。


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