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▼ スナイパーアーカイブ・ギャラリー 1988年6月号 読者投稿小説「母なる夜」【12】

作= Hibi Seiichi


ある夜、一人の受験生と彼の美貌の母の前に現われた恐るべき訪問者。平和な家庭を崩壊させる恥辱行為の数々は徐々にエスカレートし、母と子の禁断の関係までも強制する――。確かな筆致でスピード感のある凌辱展開を愉しませる官能バイオレンス・ロマン。『S&Mスナイパー』1988年6月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全13回に分けてお届けしています。


【12】両足をM字に開いて......

諦めにも似た気持ちが、さっき宏の怒張を咥えさせられた瞬間から和子の心を覆っていたのだ。

「さあ、やるんだ。二人とも態勢を入れ変えろ。宏、おまえはどんな体位がいい? 正常位か? それとも、バックにしてケツからやるか? 好きな体位でいいから、お母さんのオ××コを思う存分えぐってやれっ」

そう言って笑った渋沢の顔が狂気を帯びたように歪んで見えた。猛々しい獣のような渋沢を前にして、宏も和子もただ茫然と彼を見上げるばかりだった。

「さあっ、何度も言わせるな! お母さんよっ、そこへ仰向けに寝ろよ、さあっ」

和子は渋沢の言葉に操られる傀儡のように立ち上がった。そして、ゆっくりと畳の上に尻を下ろし、上体を仰向けに倒した。足は左右にM字形に開いている。自分から恥ずかしい股間を晒け出したのである。

和子のとったポーズに、宏ばかりか渋沢さえも驚いた。が、進んで股間を広げたとはいえ、和子の全身は熱病にかかったように細かく震えていた。そんな和子を見て宏はためらった。だが、開いた股間のねっとりと左右にひろがった肉襞の淫らさはどうであろう。唾液で濡れた赤い媚肉がヒクヒクと蠢くように宏を誘い、若い怒張は、さっき吐き出した粘液の残りをしたたらせながら、ふたたび硬く反り返ってくるのである。

「さぁやれ、宏、突いて突いて突きまくれ!」

渋沢が叫んだ。と同時に宏は母親にのしかかっていった。


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