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▼ スナイパーアーカイブ・ギャラリー 1988年6月号 読者投稿小説「母なる夜」【5】


作= Hibi Seiichi


ある夜、一人の受験生と彼の美貌の母の前に現われた恐るべき訪問者。平和な家庭を崩壊させる恥辱行為の数々は徐々にエスカレートし、母と子の禁断の関係までも強制する――。確かな筆致でスピード感のある凌辱展開を愉しませる官能バイオレンス・ロマン。『S&Mスナイパー』1988年6月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全13回に分けてお届けしています。


【5】自分が生まれ出てきた穴

「さぁ宏、よく見るんだ。おまえの産まれ出てきたところだ」

渋沢はそう言って、むっちり張りのある尻たぼを両手で鷲掴み、グイと左右に割り開いた。尻の割れ目がいっぱいまで広げられ、内側に隠されていた湿った花弁や尻の穴がことごとく晒け出されてしまった和子は、覚悟はしていたとはいえ思わず呻き上げ、ブルッとヒップを揺り上げた。

宏は、みじめさと屈辱感を腹に溜めながらも、剥き出しになった母のそこから目を離すことができなかった。

初めて見る女の性器だった。突き出された白く丸いヒップの割れ目の中に、ふっくらとした二枚の肉襞がパッタリと口を開けている。ねっとりと左右に開いた肉襞は汗のためかうっすらと湿っている。内部の幾層にもくびれた複雑な粘膜まで表面を赤くぬめらせて露出していた。

「よく見ろ宏、その穴からおまえは絞り出されてきたんだ」

そう言って渋沢は低く笑った。渋沢の中でサディスティックな興奮が昂まってきていた。渋沢はいつの間にか和子を犯す目的を忘れて、この母子を徹底的に嬲り上げてみたいという衝動に駆られ始めていた。

「宏、見てばかりいないで、お母さんのオ××コに指を突っ込んでみろよ!」

そう言った渋沢の声は興奮のためであろうかなり熱っぽくなっていた。

和子はぎょっとして体を震わせた。宏は、えっ、と叫んだまま絶句して途方に暮れた顔で渋沢を見た。

「そんな......いくら何でもそんなこと......」

和子は殴られている宏を助けるために、とっさの判断で渋沢の言うととおりにしてきたが、次々と異常なことをやらせようとする渋沢に対して新たな恐怖を覚えた。
(続く)


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