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▼ 読者投稿小説「下町銭湯で結ばれた痔持ちの愛」【5】

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投稿者=匿名希望


銭湯の番台に座っていた主(あるじ)はふと、一人の女性客が痔持ちであること気づく。自分も痔持ちであることから哀れに思って彼女を観察するようになった彼は、次第にその女性に惹かれていく。痔持ち同士が運命に導かれるように出会い、たどり着いた場所とは……。『S&Mスナイパー』1979年10月号に掲載された読者投稿小説を、再編集の上で全7回に分けてお届けしています。


【5】感涙に咽びながら肉棒を咥える人妻

「次は、角田さんの番ですよ」
「えっ、私は……」
「ダメです、早く治さなきゃいけないのは一緒ですから」

ピシピシと言いながら私を四つん這いにさせようとする文子さんの目が、私のあさましく膨らんだものをじっと見ていました。私はそれを隠したい一心で四つん這いになりました。

「まあカワイソウ。ずいぶん重症ですわね。さあ、塗っていきますよ」
「うぅ……」

男として生きてきて、こんな経験をしたことは過去に一度もありません。自分の子供と言っていいほど年の離れた美しい女性の指で、肛門を丹念にこね回されるのです。

妖しい感触に思わず声が漏れました。

「角田さん、ご苦労なさってるんですね」

肛門を指先で撫で回しながら、文子さんが私の脚の間に手を入れてきました。そして私のものをギュッと掴んでくるなり、腹から搾り出すような声でこう言ったのです。

「か、角田さん……あたし……あたしもう……」
「奥さん……」

痔という病気は、シゲキのある物もいけないのですが、男女の睦み事も下腹部の筋肉を使うためよくありません。しかし、それ以前に相手は銭湯のお客様でご主人もいる方なのですから、ここに至っても私は自分を信じていました。

「文子、文子って呼んで……」

しかし文子さんは夢中の表情で上体を起こすと、しゃにむに私にしがみついてくるのです。そして「欲しい、欲しい、これが欲しい。下の口に欲しい」と、涙を流しながら私のものを頬張ってくるのでした。
(続く)


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