投稿者=青山美紀子
【7】いじくり返されるへ便秘問題
便秘というものは、いつもきちんとした生活をしていないと治りません。規則正しい食事と睡眠、運動、休息が必要です。少しでも生活のリズムが狂うと、もう便は詰まってしまいます。そして、スチュワーデスという仕事は、この生活のリズムがとても狂いやすい事情があるのです。
ことに国際線の場合、現地の風土、気候、環境がてんでバラバラですし、時差の関係もあって体調は狂いっぱなしです。私だけでなく、スチュワーデスに便秘はつきものでした。前にも触れましたように、いつも立っていることと、"お客様優先"のトイレの問題も、そのことに拍車をかけています。
話が横道にそれました。なぜ、こんなことを書きましたのかというと、桂木がその便秘問題に直接切り込んでくることになったからです。
「相当重症じゃねえか」
桂木は私のアナルを覗くたびに言うようになりました。
「なんのことでしょう......」
「決まってるじゃねえか、便秘だよ」
「使秘だなんて......そんなの違います!」
「何言ってんだ、この臭いは便秘だ。それもたっぷり溜め込んでるな」
彼は私のアナルに指を突っ込み、引き抜いたものを私の鼻に突き出しました。いやらしい汚臭に、私は思わず顔をそむけました。
「......」
とても返事などできません。ただ、信じられないほどの羞恥に身を揉んでいるばかりです。
(続く)
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