作= 鬼堂茂
【7】拘束と猿轡
激しく抵抗する秋子の体を押さえつけながら、あらかじめ用意しておいた洗濯ロープをベッドの下から取り出した。ワンピースをグシャグシャにして、泣き叫び抵抗する秋子の手首を掴み、素早くベッドの脚に縛りつけた。
そして、秋子の体に馬乗りになり、ワンピースの襟を掴み、おもいきり引き裂いた。オフホワイトのワンピースが、ビリビリと地獄の施律を奏でる。
「イヤーッ!」
悲鳴を咽喉から絞り出し、全身をツーンと硬直させると、一瞬のうちに秋子は意識を失った。
悲鳴で竹野の耳がガンガンしていた。顔をしかめながらハサミを使ってワンピースを裾から上に向けて切り裂いていく。ハサミが鈍い音を立てるたびに、竹野の分身がブリーフの中で熱くふくらんだ。
切り裂いたワンピースを、さらに細く切り、竹野はロープと猿轡を作った。そして秋子のスラリとした両足を大きく拡げ、ベッドの脚に強く縛りつけていく。
口に猿轡を噛ませた。
ベッドの上に失神したまま大の字に縛りつけられた秋子の体は、何とも言えない淫靡な姿をしていた。上半身は袖だけ残されたワンピースとベージュのブラジャー。下半身にはパンティストッキングと、やはりベージュの薄いバンティがかろうじて残されているだけだ。
竹野の心臓がドクドクと高なり、ハサミを待った手が小さく震える。
(続く)
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