魂の暗部を狙撃するSM情報ポータル SMスナイパー
▼ 読者投稿小説「熱い花蜜」【8】

作= 鬼堂茂


SM雑誌のグラビアに載っているモデルは高校生時代に憧れていた同級生だった!? 実在のモデルを元に妄想を膨らませて描いた投稿SM小説。久しぶりの対面、握った秘密、そして密かに育んできたサディスティックな願望......。危険な再会の果てに行き着くアブノーマルな愛の結末は如何に。『S&Mスナイパー』1984年4月号に掲載された作品を、再編集の上で全13回に分けてお届けしています。


【8】ビーナスの丘

竹野はその指でブラジャーも切り取った。大きくはないが、形のいい胸のふくらみが剥き出しになる。乳首は男に吸われ過ぎたせいか、色を変え形を崩していた。

竹野は息苦しさと同時に肌寒さを感じ、部屋のガスストーブに火を点けた。

服を脱ぎ、ブリーフ一枚になる。分身がブリーフを力いっぱい持ち上げていた。竹野はその姿で秋子の最後の砦となっているストッキングとパンティもハサミで切り裂いていく。

ベージュのパンティは失神した時に漏らした小水でグショグショに濡れて、重たくなっていた。シーツにも小水のシミがあった。全裸にされた秋子は浅黒い肌をしていたが、官能的な体をしていた。

ビーナスの丘にはチロチロと若草のような翳りが生えていた。たぶん、「S&Mスナイパー」のヌード撮影の時に剃り落とされてから日にちが経っていないのだろう。渦を巻くまでには時間がかかりそうだ。

手を這わすと、陰毛の先がチクチクと指先を刺激する。竹野は、ついに耐えきれなくなって、ブリーフの中に手を突っ込み、立ったまま、オナニーを始めた。

ブリーフを脱ぎ去り、秋子の太腿に分身を擦りつける。その瞬間、ゾクッと身震いして、竹野はあっけなく果ててしまった。白濁色の液体が秋子の太腿とシーツを汚す。

竹野は荒い息をして立ち上がると、まだ興奮冷めやらぬ表情で、煙草を咥えて火を点けた。
(続く)


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