作= 鬼堂茂
【9】玩弄
秋子はまだ失神したままだ。竹野がその乳首を指先で強くはじく。と、秋子が体をよじらせながら眼を開いた。はじめはぼんやりとしていた瞳の焦点が定まってくると、猿轡の隙間から悲鳴を漏らして、秋子は意識を取り戻した。
首を捩じ曲げて、秋子は自分の体を恐る恐る見る。その顔が恐怖と羞恥に歪んでいく。
自由のきかない体をバタつかせて、秋子は 必死に喘いだ。恐怖に怯えた瞳は竹野の分身に注がれている。竹野はワンピースで作った猿轡を話ができる程度にゆるめた。
「嫌、嫌。やめて。お願い、竹野君」
猿轡の隙間から秋子の悲痛な声が漏れる。
「いい体をしているじゃないか」
秋子の哀願を無視して、竹野が胸のふくらみに手を這わせながら言った。口元に卑猥な微笑が浮かんでいる。
秋子は体をくねらせて、竹野の手から逃れようとした。顔を歪めて大きくイヤイヤをする。胸のふくらみは、竹野の手の中にスッポリ納まっている。柔らかな、弾力のあるふくらみを、竹野は五本の指を動かして執拗に弄んだ。
秋子は全身を硬直させ、竹野の指の動きに耐えている。それでも、ゴムマリのような胸 のふくらみの乳首が勃起して硬くなった。その突起を竹野の指先がコリコリと揉む。
「嫌、嫌、嫌......」
「毎日男に揉まれているんだろう」
「......」
秋子は瞳を硬く閉じて顔をそむけた。その頬が、耐えきれない羞恥にビクピク痙攣している。
「それとも、こうかな!」
空いている胸のふくらみが竹野の口中に含まれ、舌が乳輪をなぞり回す。
「イヤーッ!」
秋子は絶叫して、全身をガクガク揺り動かした。
(続く)
上へ |
カテゴリ一覧へ TOPへ |
■広告出稿お問い合わせ ■広告に関するお問合せ ■ご意見・ご要望 ■プライバシーポリシー ■大洋グループ公式携帯サイト |