魂の暗部を狙撃するSM情報ポータル SMスナイパー
▼ 読者投稿小説「熱い花蜜」【9】

作= 鬼堂茂


SM雑誌のグラビアに載っているモデルは高校生時代に憧れていた同級生だった!? 実在のモデルを元に妄想を膨らませて描いた投稿SM小説。久しぶりの対面、握った秘密、そして密かに育んできたサディスティックな願望......。危険な再会の果てに行き着くアブノーマルな愛の結末は如何に。『S&Mスナイパー』1984年4月号に掲載された作品を、再編集の上で全13回に分けてお届けしています。


【9】玩弄

秋子はまだ失神したままだ。竹野がその乳首を指先で強くはじく。と、秋子が体をよじらせながら眼を開いた。はじめはぼんやりとしていた瞳の焦点が定まってくると、猿轡の隙間から悲鳴を漏らして、秋子は意識を取り戻した。

首を捩じ曲げて、秋子は自分の体を恐る恐る見る。その顔が恐怖と羞恥に歪んでいく。

自由のきかない体をバタつかせて、秋子は 必死に喘いだ。恐怖に怯えた瞳は竹野の分身に注がれている。竹野はワンピースで作った猿轡を話ができる程度にゆるめた。

「嫌、嫌。やめて。お願い、竹野君」

猿轡の隙間から秋子の悲痛な声が漏れる。

「いい体をしているじゃないか」

秋子の哀願を無視して、竹野が胸のふくらみに手を這わせながら言った。口元に卑猥な微笑が浮かんでいる。

秋子は体をくねらせて、竹野の手から逃れようとした。顔を歪めて大きくイヤイヤをする。胸のふくらみは、竹野の手の中にスッポリ納まっている。柔らかな、弾力のあるふくらみを、竹野は五本の指を動かして執拗に弄んだ。

秋子は全身を硬直させ、竹野の指の動きに耐えている。それでも、ゴムマリのような胸 のふくらみの乳首が勃起して硬くなった。その突起を竹野の指先がコリコリと揉む。

「嫌、嫌、嫌......」
「毎日男に揉まれているんだろう」
「......」

秋子は瞳を硬く閉じて顔をそむけた。その頬が、耐えきれない羞恥にビクピク痙攣している。

「それとも、こうかな!」

空いている胸のふくらみが竹野の口中に含まれ、舌が乳輪をなぞり回す。

「イヤーッ!」

秋子は絶叫して、全身をガクガク揺り動かした。

(続く)


一覧 前へ》
上へue.gif


yoko.gifカテゴリ一覧へ
yoko.gifTOPへ
広告出稿お問い合わせ
広告に関するお問合せ
ご意見・ご要望
プライバシーポリシー
大洋グループ公式携帯サイト
COPYRIGHT(C)2008
WaileaPublishing