晒された秘部 第4回【1】
晒された秘部 第4回【1】
男の目の前で白い裸身が顫え、秘唇が引き裂かれる……。
●真夜中の侵入者
等々力商店に押し入り、2人をロープで縛るところまでは等々力一平の供述調書のとおりである。以下、継夫が店を逃げ出すまでの出来事、裁判所には決してあらわれなかった出来事、しかも一番重要ではないかと思われる出来事を要約して述べる。
継夫が等々力商店に押し入ったのは、店先で眺めた女の存在かかなり大きな理由であった。出来ることならあの女をモノにしたい。金を盗ろうという気持ちは2の次であった。いや、継夫には女のことしか頭になかったのかも知れない。
出刃庖丁で2人を脅迫し、ロープで両手両足を縛り、身動き出来ないようにした後、継夫はしばらく、二人を相手に喋りはじめた。「ほおっ、なかなか別嬪さんじゃないか。こんなところに居るのが勿体ないな」「おい、お前ら俺の目の前で夫婦の契りってやつをやってみなよ。遠慮しなくていいんだよ御主人。あんまり遠慮してるとピンチヒッターをたてるよ」
一平と早夜は、出刃庖丁を持ったいかにも兇悪そうな男を目の前にして、ただ震えるしかなかった。ハンチングとマスクとで顔の大部分が隠され、男の目だけが異常な輝きを放っているのが一層不気味である。「おいどうした、夫婦は仲良くするもんだ。もっともそれじゃあ無理だな」
男は手にしていた出刃庖丁で一平の猿股を切り裂き、彼の陰茎を露出せしめた。それは暗い翳りの中で、息を潜めるかのように、小さく身を縮めていた。「へっ、なんだ、元気のない奴だな」
男は低く呟きながら今度は、早夜のゆかたをはだけ、下着を刃で切り開き、そして、ロープだけを残して、全裸にした。
男の目の前に、早夜の白い、豊満な、肌理の細かい裸身が晒された。「やめろ、やめてくれ!」
一平の腹からしぼり出すような声が男の耳に届いた。「何! せっかく俺が好意で、2人に楽しい時間をすごさせようとしているのに、やめろとは何だ。俺の言うことをきかないとためにならないぞ」
男は庖丁を畳にブスッと突き差すと、右の手拳で一平の頬を強烈な力で殴りつけた。ブスッというような肉特有の鈍い音をたてて一平の頬は男の暴力に歪んだ。
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