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人間10人いれば、その風貌も性格も10通りあるように、一口にM男性といってもそのSM観、M嗜好は千差万別。マゾヒストとしてそれぞれが様々な思いを持ち、SMプレイにその人生の一部(あるいは全部?)を捧げている。
今回この連載にご登場願った「シッコスキー」さんは、SM愛好家ではない。Mプレイに対しては嗜好も興味もない男性である。彼が求めるものはただ一つ、女性のオシッコを飲むこと。ただ、彼の場合、SM雑誌がそのきっかけを担っていたという。 |
★マニアパーティで大量ゲット 特にここ5年くらいは(註1)、シッコスキーさんにとってはいい時代になっている。オシッコ専門のイメクラも登場して、女の子によっては飲ませてもくれる。SMクラブより安い値段で、かついろんなタイプの女の子のオシッコを楽しめるのだ。 「前は確実に飲ませてくれるのがSMクラブしかなかっただけで、僕は女王様タイプが好みというわけではないですからね」 また、SMパーティやサロンの類が増えたことも彼にとっては幸いだった。 「今までオシッコを飲んだ人数は200人程度だと思いますけど、その半数はここ5年くらいです。パーティやサロンだったら複数の人のオシッコを飲めるじゃないですか。一対一の関係では、コミュニケーションとか、信頼関係みたいなものが大事になってきますけど、パーティではまた別の楽しみ方がある。話もしないうちから飲んだり」 このインタビューはあるSMパーティの会場で行なわれていたのだが、我々のすぐ後ろでは聖水プレイが始まっていた。 「人によっていろいろで、ペロペロが好きな人もいる。僕も嫌いではないから、やってもいいと言われればなめますけど、オシッコはよくても、なめられるのはイヤというのもいますから、その時は飲むだけでいい。あるパーティでオシッコを飲まないのがいたんですよ。『なんで飲まないのか』って聞いたら、『何もしていないのに飲めない』って言うんです。彼はお仕置きをされて、そのご褒美じゃないと飲む意味がないんですよね。結局飲まずに帰って、『ヘンなヤツだなあ』って話していたんですけどね」 ――あっちだって言ってますよ、「何もしてないのに飲んでやがる」って。 「ああ、そうか(笑)。あとは自分で便器を作って人間便器になる人とか。僕は会ったことがないんですけど、パーティでオシッコを飲んでいる時に話しかけたら、『便器に話しかけないでください』って怒ったらしい(笑)。僕は話しながら飲みたいタイプなんで、全然違うのが面白くて、一度会いませんかって言ったんだけど、断わられました。ライバルだからって。世の中の排泄物は全部自分の中に入れたいタイプなんでしょうね。便器だから相手は選ばないし、ウンコも大丈夫らしい。僕はウンコには全く興味がない。ホントにいろいろですね」 ――でも、シッコスキーさんみたいなタイプは、一対一でじっくりと関係を作った方がいいのでは? 「純粋にオシッコという意味では、その方がいいんですけど、パーティも楽しいですよ。こういう場ではその人の本質が出るじゃないてですか。会社ではルールをちゃんと守っているのかもしれないけど、パーティではエゴが出て順番を守らなかったり。そういうのを見てて、『こいつはいいヤツだ』というのに声をかけて仲間の輪が広がっていく」 註1:取材が行なわれた2002年8月頃の状況です。 第6回に続く(「スナイパーEVE」vol.6より再録/2002年8月頃取材) |
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