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人間10人いれば、その風貌も性格も10通りあるように、一口にM男性といってもそのSM観、M嗜好は千差万別。マゾヒストとしてそれぞれが様々な思いを持ち、SMプレイにその人生の一部(あるいは全部?)を捧げている。
今回この連載にご登場願った「シッコスキー」さんは、SM愛好家ではない。Mプレイに対しては嗜好も興味もない男性である。彼が求めるものはただ一つ、女性のオシッコを飲むこと。ただ、彼の場合、SM雑誌がそのきっかけを担っていたという。 |
★オシッコは非日常の楽しみ シッコスキーさんの仕事はクリエイティブ関係で、わりあい時間は自由になるよう。また結婚していないため、お金も比較的自由になる。これがオシッコ道を極められた一因でもあろう。本来妻の生活費や子供の養育費に回るべき金がオシッコに回っているのだ。 「でも、オシッコの場合、体が疲れないので限界がないとも言えます。射精したらそれまでですけど、オシッコは一日何回でも飲める。もっとお金があればって思いますよ」 ――でも、いつでも飲ませてくれる奥さんがいたらもっとたくさん飲める(笑)。 「僕も以前そう思ったことがありますけど、こういうものは非日常だからいいんですよ。特別なものなのに、日常になったら特別じゃなくなってしまう。奥さんに毎日飲ませてもらっている人がネットに書いている文章を拝見したことがあるんですけど、最後に『たまには他の人のを飲みたい』って書いてました(笑)」 下手に奥さんが飲ませる快楽に目覚めて、「最近あなた飲んでくれないわね。よそで飲んでいるんじゃないでしょうね」なんてことになって、義理飲みするのも辛かろう。 「あとやりたいことというのもそんなにはないですね。本当に好きな人たちだけを集めてパーティをやりたいとか、女子プロレスの井上貴子のオシッコを飲んでみたいとかありますけど(笑)、井上貴子は話のネタに言っているだけで、実現可能とは思ってませんし、100万円で飲ませてくれると言われても出しませんけどね、アハハハハ」 彼の高笑いを聞いていると、人間、いち早く自分のやりたいことを見つけて、いち早くそれを受け入れ、いち早く実現するのが幸せであると思える。また、SM誌を見たなんて話はたまたまのきっかけにすぎず、どっちみちシッコスキーさんはオシッコに出会っていたんだろうとも確信できる。 「どうなんでしょうね。SM誌を見てなければこうなっていなかったかもしれないですよ」 ――いや、何があろうと、ここでインタビューを受けていたと思いますよ。 「アハハハ、僕は生まれた時からオシッコと黄色い糸で結ばれていたのか(笑)」 この項終了(「スナイパーEVE」vol.6より再録/2002年8月頃取材) |
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