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▼ 特選AVレビュー『女スパイ 女狼2 〜哀しみのサイレントシグナル〜(アタッカーズ)』
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監督:新里猛作
発売日:2011年07月07日
品番:DVD/ATID-179
収録時間:170分 
定価:3990円(税込)
メーカー:アタッカーズ

文=淫語魔



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この愛咲れいらさんって誰かと思えば、かつての人気女優・原千尋さんなんですね。名前を変えて3年ぶりの復活だそうですよ。久しぶりに見てみると、「原千尋」時代は黒髪のイメージが強かったのですが、今は髪をブラウンに染めて全体的に色気が何割か増ししている気がしますね。
自分はこちらの方がタイプかな。

アタッカーズはもともとドラマものを得意としているわけですが、それにしてもこの作品は、ドラマ部分がいつも以上に力が入っているように思いました。やや強引な展開はあるものの、複雑な人間関係や話の伏線が細かくて、なかなか本格的です。また男優さんたちも芝居のうまい人が多いので、思わず引きこまれてしまうようなシーンがありました。

矢吹沙耶(愛咲れいら)は、特殊犯罪撲滅部隊の女性工作員。コードネームは「女狼」。犯罪組織に潜入して証拠を集めてくるのが彼女の役目である。女スパイは当然ながらかなりリスキーで、今回の最初の任務もいったんは相手の手に落ちながら、辛うじて助けだされ、重大な機密情報を持ち帰ることに成功した。

次の任務は人材派遣会社「ファーステンプ」への潜入捜査。この会社は派遣業務のかたわら、容姿の優れた女性を集めて性的な調教をし、高級娼婦として政財界の交渉や国内外に売買などして莫大な利益を得ているらしい。
今回、「女狼」は同僚の「コンドル」と協力して犯罪の証拠集めが任務だ。
二人はそれぞれ怪しいと思ったところに「超小型自送信カメラ」を仕掛けて、女性調教の現場映像を手に入れようとする。

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モデル志望で入った沙耶はすぐにファーストテンプ社長の愛人となり、すっかり信用されるようになる。そして「奥の怪しい部屋」の存在を見つけ、そこが何かを突き止めようとする。
そんな矢先、運悪く同僚のコンドルが捕まってしまう。二人の関係を勘ぐった社長は沙耶にピストルを持たせ、コンドルを殺せと命令する。
ためらう女狼。実はコンドルと沙耶は男と女の情を通わせていた仲でもあった。
侵入前に、コンドルには「いいか、任務を全うすることが最優先だ。お互いしくじったときは、迷わず殺せ。おまえもプロなら任務遂行だけを考えるんだ。いいな」と言われていたものの、プロのスパイ・「女狼」と女としての沙耶が激しく葛藤する。
果たして沙耶はコンドルを撃つことかできるのか? そして沙耶の任務である証拠を組織に持ち帰ることができるのだろうか?

この作品はAVのドラマにしてはかなり頑張っているので、ストーリー上のネタバレは避けようと思いますが、自分がとくに感心したのは4回ある本番シーン。そのどれもが同じようなセックスではないのです。

まず1回目の絡みは、内偵がバレて3人の男に輪姦されてしまうのですが、このときは「はなせっ!」「やめろっ!」と抵抗し、男の顔に唾を吐いて嫌悪感を示しながらも、結局はやられてしまいます。
2回目は、社長から情報を得るために体を差し出し、楚々とした性反応を見せます。社長から中出しを強要され、嫌がるところも見せますが基本は和姦。攻めたり攻められたりのセックスになっています。
3回目は拷問に近い絡みなので、吊るされて電マやバイブで鬼イカセ。イラマチオなどされて3P。恋人のコンドルの前でセックスということでやや陵辱的なプレイになっています。
そして4回目、特典映像での3Pなのですが、こちらは愛咲れいらさんが積極的に男を求め、「チンポ、チンポがほしいっ。お願い、お願い、チンポ頂戴!」などと言いながら痴女プレイを演じています。
しかもこの4つは、この特典映像も含めてストーリーの中で極めて自然な形で組み込まれています。そのあたりが心憎いと思いました。

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ほかにも、「任務のためには手段を選ばない。すべてを犠牲にしても任務を遂行する。スパイは駒に過ぎないからだ」とまで沙耶に言わせて、なぜそこまでして彼女が組織に忠誠を誓うのか描かれていたり、また実は沙耶の母親も優秀な女スパイであったことが明かされ、沙耶の父親は誰なのかというなぞかけも用意されていたり。話の設定が細かく練られています。

ドラマの部分をしっかり描き、それでいてエロの部分も尻切れトンボにならずにきっちりとやる。
よくできたドラマAVは得てしてカラミがあっさりしていることがあるのですが、この作品に関してはその責めを負うことはなさそうです。本編が2時間25分。特典映像として25分の痴女風3P。あわせて2時間50分の長尺。
これならたとえドラマ部分を飛ばして観ても、それなりに楽しめますし、もちろんちゃんと通して観るとさらにより楽しめると思います。
ドラマもエッチもどちらもしっかり観たい人には良作かもしれませんね。


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