監督:宇那月
発売日:2009年12月11日
品番:ATHB-29
収録時間: 本編67分 メイキング8分
定価:10500円
レーベル:アキバトル
メーカー:GIGA
文=淫語魔
DVDディスクを投入すると、まずは3分ぐらいのオープニング曲。歌い手はアニメ声でいかにもアキバっぽい感じの曲調。出演者のクレジットテロップとともに、長澤りおのセーラー服姿とスーパーヒロインのコスチュームの2態でのポージングが映し出されます。
これがなかなかカワイイ。「アキバトル」ならではの出だしです。
そしてタイトル画面。いつものように凝ったロゴでとてもAVとは思えないセンス。
いやぁ、GIGAはいいですね。毎回、スナイパーでレビューするのが楽しみなんですよ。
さて本編ですが、パソコンが置かれた部屋にムサい感じのニイちゃんがやってきます。
イスに座りキーボードを叩く。するとモニターには「エンペラー オブ ファイターズ(EDF)」という文字が。
このニイちゃん、人差し指を立てながら画面に向かって「最初にお前に負けてから3年、この日をどんなに待ったことか。麻宮摩利! オマエを今日こそ倒してやるぅぅぅ!!」なんてことを叫んでいます。
「格闘ゲームヒロイン」シリーズは初めて見たのですが、格闘ゲームの世界をそのまま表現しているみたいですね。キャラクターの紹介があるかと思うと、いきなり左右に分かれ、対戦コールとともに画面上に体力のゲージが現われます。そのまんま格闘ゲームの画面構成です。
麻宮摩利の最初の相手はキャパ・ナット・マッチョイ。格好からしてタイ式ボクシングの猛者みたいです。摩利は格闘ヒロインに変身する前は女子校生という設定なのか、最初は制服を着て戦います。しかしそのままの状態では当然のように劣勢に立たされて、倒されてしまいます。ここで「よくもやってくれたわね。こうなったら!」とヒロインに変身。決め立ちのカットが入りBGM。ニコリと微笑んで室内なのに髪が風になびいていたりします。このあたりは格闘ゲームというより、特撮モノですね。そこはミックスされています。
変身した摩利は、マッチョイにすかさず連続キック。するとみるみるマッチョイの体力ゲージが減っていきます。そのままノックアウト。「YOU WIN」とテロップが流れます。
こんな感じで2回戦、3回戦と進んでいくのですが、この話は格闘ゲームを見せるだけではなくて、いちおう話の中にストーリーもあります。
麻宮摩利は「エリス」という悪の組織に潜入捜査をするためにこの格闘競技会に参加。この格闘試合はエリスが優秀な傭兵を集めるための選抜試験という設定で、摩利はその試験に合格し、悪の組織エリスの全貌を曝き組織を壊滅する任務を得ているようです。
試合を重ねていくなか、隙をみて捜査を開始。しかし組織のコンピュータにアクセスし情報を集めているところを、組織のボス、ナイトメアギールに見つかってしまいます。
組織に捕まり戦いをさせられる麻宮摩利。今度の相手は白い道着を着た巨漢のビッグゴル。連続の掌底、岩石パンチで摩利を追い込んでいきます。
ノックアウト寸前にまでなりますが、最後は超能力技で逆転。なんとか勝利。
続くファイナルステージでは、ナイトメアギールと戦いますが最後の最後に負けて、囚われの身になってしまいます。
ここからがよくわからない展開になるのですが、手下たちに組み伏されている摩利がナイトメアギールに向かって啖呵を切ります。
「さっさと私を殺せばいいわ」
「誰が殺すと言った。私は、オマエを妻に迎えることにした」
「なんですって?」
「考えてみろ、オマエとオレとの間にできる子どもはどんなに強力な子どもか。考えただけでも、ワクワクする」
両手を男たちに押さえつけられてナイトメアギールにハメ倒される麻宮摩利。
激しくピストンしながら「今日からオマエはオレのモノになる。そして、オレの子ども、たくさん生むんだぁ」とナイトメアギール。
「いっやぁーーーー、やめってぇぇぇぇえ!」
正常位から後背位へと体位を変え、最後は下から激しく突き上げて、「さあ、私の子どもぉ、私の子どもぉ、産むのだぁぁああああ!」と発射。
すべてが終わり、泣いたままうつ伏す摩利。
ナイトメアギールに中出しされたマンコからは白い液が流れてきます。
そして「YOU LOSE」
ナイトメアギールを小沢トオルが演じていたこともあって、しっかりと抜き差しシーンがあるちゃんとしたAVにはなっていました。生ハメなはずなのにゴムが明らかにわかるカットもあるのですが、もともとギミックなつくりのせいか、ふつうのドラマAVにくらべてそんなに気にならないから不思議です。
それとなぜに最後は孕み要求なのか格闘ゲームの世界としてとらえるとよくわからなくなってきますが、それらの不条理展開もGIGAだと楽しめたりします。
ギミック万歳ということでしょうか。
ただひとつだけ気になったのは「技の名前」が聞き取りにくいところです。
何と叫んで相手をやっつけたのか何度か聞き直してみたのですがよくわかりませんでした。女優さんの滑舌の問題もあるのですが、BGMや効果音をかぶせていて聞きにくい部分もあるので、テロップで技の名前を入れてくれるともっと嬉しいと思いました。
そんなふうにいろいろ言いたくなってしまうのがGIGAの作品なんですよね。
あいかわらず、特撮オタ心を刺激するメーカーですよ。
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