監督:カンパニー松尾
発売日:2012年1月28日
品番:HMGL-071
収録時間: 130分
定価:3,990円(税込)
メーカー:HMJM
文=淫語魔
浜崎りおの引退作であるこの作品は、カンパニー松尾が彼女に「お久しぶりです」と声をかけるところから始まる。
「あのー、たぶん、最初にお会いしてるのは、デビューした年ですよ。18歳」
「はい、そうですね、18」
「2006年だと思います。なんとなく調べたら。んん、まあ、今回、こういう形で、ちょっと最後に……」
「そうですねー、はい、最後ぉ、ラストです」
浜崎りおのデビューは2006年。当時は18歳。オッパイはデカいが腰元はくびれていてよく引き締まっていた。
当時の映像として松尾自ら2006年10月に撮っている作品(有料アダルトサイト「PORNOGRAPH」&DVD『PRIVATE STYLE りお ゆう』/グラフィス)を流す。海辺、18歳の肉体。豊満ではち切れんばかりのビキニ姿。彼女はまだ話し方も初々しく、それでいてFカップのおっぱいだけはどーんと主張している。この中でも松尾とのインタビューが収められていて、経験人数などを聞かれている。
そして現在に戻り、
「最初の印象はさぁ、18歳って聞いてきたんだけど、あのー、実にしっかりした、ね、うん、よくできた……」
「本当ですか?!」
「ホントですよ。いやいや、そりゃ、大人っぽくなりましたよ、なりましたけど、18歳の時からできてるんですよ」
「……そうなのか…なぁ。……わかんない」
「いや、いやほんとにそうです。あのー、あのすごい18歳が出てきたなぁ、と、あのー、僕とスタッフで話してました」
「ああ、本当ですか? わおー」
スティール撮影現場。浜崎りおが、HMJMの社長でカメラマンの浜田一喜氏にパッケージ写真を撮られている。そしてここで視聴者に「浜崎りお」の名付け親は、HMJMの浜田氏であることが明かされる。このエピソードだけでも彼女とHMJMはそれだけ縁が深いということがわかる。ここで浜崎りおが浜田の口から名前の由来をはじめて聞かされ驚いているところがあるが、こういうシーンがあるとなぜ浜崎りおがHMJMで引退作を撮ってもらうつもりになったのかよくわかる。
再びインタビューシーン。
AV女優になる経緯、内緒にしていたのにだんだん知り合いにバレていく話などが続く。最初はイヤで泣いてすぐにやめようかとも考えた彼女だったが、つきあっていた彼氏にAVがバレる時には、仕事に対するプライドを持つまでになっていた。そしてAVはやめてくれという彼氏に「やだ! やる!」と言って別れてしまう。
「なんていうんですかね、もう、いい仕事がしたい!って思ったんですよね。自分ができる限りのことは、映像でちゃんと残して、ファンの人たちに見てもらいたいっていう」
松尾との最初のハメ撮り。
マンションの一室。濃紺のベッドシーツに白い枕のセミダブル。私服をリクエストされた浜崎りおに後ろから近寄り「ああ、もう見えちゃう」と少しずつ脱がせていく。
キス、オッパイへの愛撫、のしかかり挿入しないでパンツのまま股間をこすりつけ合う。
指マンでさんざん焦らしてから正常位挿入。背面側位、途中、フェラ、69を挟んで、背面騎乗位。カメラに写っているモニターを見せつけるとりおが笑い出す。
「はずかしいーよ!」
「こんなの見させられたことないだろう」
「ない」
「なぁ生で……」
「うん」
「入ってるの」
「うん」
「モザイク入ってない自分のヤツ、はじめてなんじゃないの」
「はじめて見たよ……」
しかし気持ちはさらに盛り上がっていっているようだ。
「はぁん、気持ちいい」と騎乗位でズコズコと松尾のペニスを味わうように上下する。
正常位に変化してしばらく突いたあと、いったん抜いてクンニ。再び挿入して後背位。自分から腰で迎え撃って動かすりお。性感が高まっているのが画面を通してわかる。何度か絶頂を迎え、最後に正常位から腹射。掃除フェラ。
「なんか前より、スケベになりましたね」
再びインタビュー。そしてホテルでの最後のハメ撮り。「(撮影を重ねるうちに)痴女が好きになった」という浜崎りお。こちらはやや痴女テイストなカラミになるかと思ったが、最後まではいかずに不発。恋人に痴女っぽいことをやらせようと思ったら結局、男がリードしてましたって感じになっている。
パイズリ。松尾の長いペニスが隠れるほどおっぱいがでかい。オナニー潮吹きを挟んで、騎乗位、正常位、側位、正常位で最後は口内射。
「けど、すごい。高性能、すごい女になったね」
「じゃあ、もう一回やりましょう」
「ええっー、ええっー! ええっできないよー、できない!」
一番最後に、2011年10月29日に行なわれた引退イベントの模様と、終了後、楽屋でのメッセージが収められている。
つまりは「浜崎りお」としての最後の最後のメッセージが、この作品の一番最後につけられているわけだが、ここは浜崎りおのファンなら是非とも確認しておくべき。
さて、作品レビューとしてはこれで終わりなのだが、一つだけ付け加えたいことがある。
「ラスト 浜崎りお」を全部見終わってから、なにがしかの余韻に浸っていたら、切り替わったメニュー画面に「追悼」というのがある。「なんだこれ? こんなのあったっけ?」とポチると、そこには普通にオールプレイで観ているだけでは見逃してしまう、まったく別の話が収められていた。
「最後の最後に、本編とは別に伝えたいことがあります」というテロップから始まるこのコーナーでは、2011年9月、59才で亡くなった写真家、石垣章氏ついて語られている。作品そのものとは関係ないし、だからこそオールプレイからはずしてるのだろうが、こういう義理堅いところにも松尾の魅力があるのでひとこと付言しておく。
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