監督:羹灼
発売日:2010年5月28日
品番:TJH-24
収録時間:本編91分 メイキング8分
定価:10500円
メーカー:GIGA
文=淫語魔
エロ市場も熟女ブームと呼ばれて久しい昨今、GIGAの特撮作品にも熟女作品はしっかり作られている。
しかしこれは考えてみれば、なんともミスマッチな話ではある。
スーパーヒロインであれば、当然その戦闘シーンに躍動感を求めたいところ。そこに見られるのは健康的な肉体の乱舞であり、ある意味、若々しさも伴っていると言えよう。
そこをあえて熟女で撮る。当然ながら肉体的にはみずみずしいとは言えない。動きも鈍い。
今回のヒロイン役、真鍋千枝美も年は48才というこで、なるほど擬闘などにではもたつき感が否めない。
しかしだからいいとも言える。
熟女を「売り」にしているAVも実際は2系統あると筆者は思う。
1つは年齢は20代後半ぐらい30代前半ぐらいで、適度に美人のどちらかというと年上キャラタイプ、大人の色気を前面に出す内容のもの。
もう一つは本当に熟れきったやや崩れかけているような女体を使った作品。筋肉の衰えとともにおっぱいは垂れ気味、乳首は黒ずんでいる。お腹まわりは多少たるんで、場合によっては妊娠線なんてものが見えたりする。果実としては熟しすぎて、触るだけでグチョグチョといいそう。そんな熟れきった女に反応するマニアはいる。
自分などは、本当の意味での「熟女モノ」はこちらなのではないかと思うのだが、そういう意味でも今回のこのキャストは真性熟女のスーパーヒロインものといっていいだろう。
テレビでの特撮で年上の女性が妖艶なキャラを演じることもあるかもしれないが、さすがに50代弱の女性を起用するところはないだろう。
これはAVならではのキャスティングなのである。
今回のストーリーがまた泣ける。
スーパーヒロイン・ビューティーマリーは、悪の秘密結社ジャガーブローに自分の息子をさらわれた経験をもっている。一度は自らの手でジャガーブローを壊滅に追い込んだマリーだが、結局、自分の子どもが戻ってくることはなく、今もその悪夢にうなされ続けている。
その憎きジャガーブローが復活を遂げることになり、マリーは再び相まみえることになる。久しぶりにビューティーマリーに変身して戦うが、新生ジャガーブローの幹部ミスターベルは思いのほか強く、マリーはたちまちのうちに打ち倒されてしまう。
「足腰が弱っているな。貴様がのうのうと平和を貪っている間に、我々は着実に力をつけてきた。このビューティーマリーは我々の敵ではない」
囚われの身となったマリー。ここから執拗なムチ責め、バイブ責めが待っている。
さらにマリーの夫を捕らえてきて、彼の前で陵辱の限りをつくす。愛する夫の前で辱めを受けるマリー。
「旦那の見ている前で、そんな声出して、本当は感じているんだろう?」
「ちがう、ちがう、感じてなんかいない!」
「もっと旦那に見せてやるぞ、ほらぁ」
口とは裏腹に、マリーの心の声は「この乳首をつねられて、息が荒くなるなんて。これじゃまるで……」「か、かずひろさんに見られているのに、こ、こんな姿」「ダメ、振動が、アソコに、ビリビリしちゃう」「ダメぇダメ、このままじゃ……」「どうしちゃったの? 私、こんなに感じちゃうなんて……」とだんだんと快感を訴えはじめる。
しかしここですぐには堕ちない。隙を見つけてビューティーマリーは戦闘員と戦う。形勢逆転、ミスターベルの左腕を切り落とすが、ここで衝撃の事実が発覚する。
実はミスターベルは実はマリの息子、タカシだったのだ。
タカシとしての記憶がないミスターベルはひるんだマリに襲いかかる。
「タカシ、やめて! アナタは私の息子なのよ」
「ほら、息子に舐められて乳首を勃たせる親がどこにいる」
「違う、感じてるんじゃない、違う、タカシ……」
ミスターベルは止まらない。乳房をまさぐり、股間をいじります。
そしてとうとうビューティーマリーに挿入するミスターベル。
激しくあらがうマリーにタカシは中出しまでしてみせる。
「神様、こんなことって、なんて残酷なの」
「夫の前での陵辱」と「母子相姦で中出し」という2つの要素は熟女AVではおなじみだろう。自分も熟女ジャンルの作品は好きで観ているが、この「熟女ヒロイン」はなんだが妙に納得して観てしまった。
真鍋の声はやや低く、しゃがれ声でそれが妙にマッチしている。
戦闘のときはドスがきくのと、禁断の母子相姦での「やめて」との哀願する感じが雰囲気にぴったりである。
熟女の変身シーンはいつも以上に色気がたっぷりで濃厚な感じがした。熟女モノも特撮ヒロインも好きな人にとっては、バランスのとれたいい作品なのではないかと思う。
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