監督:東園賢
発売日:2010年12月27日
品番:ADV-R0552
収録時間:100分
定価:17,115円(税込)
メーカー:アートビデオ
文=淫語魔
このシリーズは3作目ということで、前作はどんな感じなのだろうとWEBスナイパーでの安田理央さんのレビューを読んでみたら設定はほぼ同じようですね。
高収入のアルバイト料につられて人妻がやってくる。その人妻は夫に内緒でお金を借りている多重債務者。やってきた場所には小沢トオル扮する中年男が待っていた。
人妻は男に向かって言う。「あのぉ、本当に1日10万、内容によっては2日で50万、頂けるのでしょうか?」
それに対し男は「メールでもお伝えましましたが、あなたが全身を使って私の前でパフォーマンスをしてくれればいい」と言い、まずは「全裸になれ」と命令します。
「えっ?!」という顔をする女。なにを今さらって感じですが、中年の男は裸になることを躊躇している女に向かって札束を放り投げる。
安田さんのレビューではそのあと「意を決して服を脱いでいく女。下着姿になると、手が止まってしまう。男はさらに札束を積み上げる。それを見て、女は悲しげな表情で下着を脱ぎ捨てた……」「いやぁ、たまらないシチュエーションですね。小沢とおる演じる中年男にネチネチと追い詰められて、全裸になっていく美人妻。あくまでも恥じらいを忘れずに、脱いでも両手で胸と股間を隠しているのが、モロに僕のツボですよ」とありますが、ここでも全く同じ流れになります。
ただ前作の女優さんの場合、新体操経験者とのことですが、今回の女優・篠田めぐみさんはバレエの経験者。共通するのはどちらの作品も体が柔軟でないと務まらないこと。
つまりこのシリーズは軟体を売りにもしているようです。
体が柔らかければいろいろなポーズをさせられますし、そのうえ経験者なら姿勢もスッとしています。緊縛するにしてもそのシルエットが調って綺麗です。
Y字バランスをさせ、股間に近づきビデオカメラを出す。ビデオを回されることに女が抵抗を示すと、「これがないと高額は出せませんよ。子どもじゃないんだからわかるよね」と殺し文句を言う中年男。
こうやって男が少しずつハードルをあげ、女がためらいを示すと金でつり上げるという構図で話が進行していきます。
着ている白のレオタードの乳首回りを舐めあげればうっすらと乳輪が見えてくる。
その模様を中年男のビデオがとらえる。
このビデオの映像を入れ込むことで映像にアクセントがつきます。小沢トオルのカメラは決してうまいとは言えず安定していませんが、それが逆にビビッド感を与える。
これが客観で引いた画の合間に入るので、映像そのものが上気しているように見えます。
そしてバレエを踊らせたあと、緊縛シーンが5景。
1.Y字バランスのまま縛り吊す。足先はトゥーシューズのつま先立ち。
2.ソファに座らせV字開脚。電マ、バイブ攻撃
3.床に寝かされ片脚だけあげたまま天井に吊し蝋燭。
4.俯せの状態で宙づり。鼻フック。
5.バーに片脚を乗せた状態で括り付けられ牛乳浣腸。
基本的にはバイブなどで責めるのですが、ただちょっと残念なのは篠田めぐみさんの反応が、たんたんとそれらの責め苦を受け入れてしまうことなんですよね。ドラマ部分では「とても無理!」みたいな素振りを見せていただけに、やはりもっと強くいやがらないと被虐性が伝わってこない気がします。
ただやっぱり篠田さんの体はシルエットがとても綺麗で、痩身の白い肌に良質な筋肉が見えて、最後の大開脚ファックはやはりいい感じで脚が伸びていました。
これにもうちょっと心理的な駆け引きが、わかりやすく提示されるとより興奮が高まるんじゃないかと思いました。
でもシリーズものというのはこういうものですよね。
偉大なるマンネリズムの構成の中を、いろいろな女優さんをキャスティングしてその化学反応を楽しむ。
軟体の女性が中年男に弱みをつけ込まれ、金で体を自由にされる。その後、その被虐趣味を徐々に受け入れ、最終的には快楽の虜となって男の肉棒を求めてしまう。
これだけエロのコンセプトがハッキリしているのだから、あとは見る側の女優さんの好みで決まるってことでしょうね。
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