監督:峰一也
発売日:2009年10月29日
品番:ADV-R0474
収録時間: 80分(DVD)
定価: 13,860円
メーカー:アートビデオ
文=安田理央
アートビデオの復刻シリーズ。今回は1983年に「プレイ別総大鑑2 ザ・浣腸OL 無残!恥肉の代償」のタイトルで発売された作品の復刻です。
社長である父親の借金を取り立てに来たサングラスの男二人組。帰ってこない父親の代わりに娘を拉致し、その肉体を弄ぶのでした。
この男たちはSM趣味があり、実は父親と知り合ったのもSMサークルだったとか。お父さんもSMマニアだったなんて聞かされたお嬢様の心境やいかに?
ま、この辺の追求は特に無かったから、口から出任せかもしれませんけど。
最近はすっかり見かけなくなりましたけど、このころのSMビデオって、責め手がチンピラ風の男たちというパターンが多かったですよね。本作でも黒田透がサングラスして、クールス時代の館ひろしみたいです(笑)。
「少しずつ裸にしていくのが、たまらねぇんだよ」
なんて言いながら、カッターで服を切り刻んでいく男たち。それでもお嬢様が気丈に抵抗してるのが、いい感じです。
アソコをゴム手袋をつけた指でたっぷりいじくり回した後は、タイトル通りの浣腸責めフルコースに突入。まずはゴム管を使った浣腸器での浣腸。注入しながらローターで責めたりもします。さらにイルリガード浣腸、イチジク浣腸と何回も浣腸、排泄を繰り返させます。当時としては、かなりハードな連続浣腸責めではないでしょうか?
「お願い、浣腸だけは止めて」と何度も懇願するのも個人的にはツボでした。そうそう、いやがらない浣腸なんて、ただのスカトロなんですよ!
ただ、いかんせんカメラワークが悪くて、排泄してるのかしてないのか、よく見えないのが残念なんですよね。たぶんカメラは峰一也監督だと思うんですが、まだSM撮影のノウハウを取得中の時期だったのでしょうね。
とはいえ、そのカメラワークのまずさも、また妙な生々しさを生んでいるというのが当時のSMビデオだったりもします。撮影のプロじゃなくてマニアが撮ってるんだなというムードが伝わってくるんですよね。こういう生々しいいかがわしさ込みの魅力だったんですよね。このアートビデオの復刻シリーズを見る度に、当時の興奮が甦ってきます。
しかし、それはノスタルジーによるものが大きいとは思うんですよ、やっぱり。なので、今の「観やすい」SMビデオ(SMDVDか)で育った世代の人の感想も聞いてみたいなぁ。この魅力って、普遍的なものだと信じたいです。
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