文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
第四課 浣腸器の作り方
さて、浣腸器にするのは、その使い切った空のシリコンシーラントの容器です。
これも空になって直ぐに触ってはシリコンがねっとりと手に付着しますので、よく拭くか、数日放置して乾かしてから触ろう。
作り方の手順は、
(1)中身を全部使い切ったシリコンシ−ラントの容器の筒の先の穴の所から、先の丈五郎の時と同じように、棒で押して筒の内側の蓋(底)の部分を押し戻して、外へ出してしまう。
(2)外へはずれて出たその底蓋に、適当な押し棒を探して来て、接着剤で固着すれば、水鉄砲で言う押し棒の部分が出来る。
(3)ケッツの穴の栓を作る時に外しておいたシリコンシーラント容器の先端の嘴管に穴をあけてから、筒に取り付ける。
穴のあけ方に次のような二通りの形があります。
(4)嘴管の先端数ミリの所(好みによる)で鋏で切断して開口する。
開口部は硬いので肛門粘膜を痛めないようにロウソクの火で、焦がさないようによく焙って軟らかくし、軟らかいうちに先端を硬い板に押し付けるか、目打ちなどの硬い金属具で押し付けて、口の端部を丸く内側に押し曲げる。
(5)嘴管の先端から1.5センチから2センチほど下がった所へ、左右に二カ所直径2〜4ミリくらいの穴をあける。
穴は佛壇用の線香に火を点けたのを押し付けてあけるのが、一番理想的なあけ方ですが、線香が無ければ、錐やドリルや目打ちでいいが、穴のへりが硬くささくれ立つと肛門粘膜に傷をつけるので、くれぐれも穴は丸棒ヤスリの細いもので、よくこすって滑らかにしておく。
さあ、これで浣腸器が出来たが、中に入れる薬液は、ぬるま湯があれば充分ですが、お尻の通は昔からエメロンシャンプーを好んで愛用したものです。
使い方の要領は、液の入った浣腸器の嘴管をお尻の穴に当て(まだ入れないで)、ピッと軽くひと押しして、目薬を点す時のように液をお尻の穴に少し掛けて濡らし、その湿り気を利用してグッと真っ直ぐに押し込めば、わざわざ穴の口にワセリンなどの潤滑剤を塗らなくても、嘴管は楽に肛門の輪を潜り抜けます。
あとは押し棒を押せばいいだけです。
(続く)
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