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▼ 特選AVレビュー『ガマンするだけの価値がある射精(ワープエンタテインメント)』

監督:麒麟
発売日:2012年9月7日
品番:ECB072
収録時間:130分
定価:3.980円
メーカー:ワープエンタテインメント

文=遠藤遊佐 


ときどき婦人科検診に行くとロマンスグレーのダンディなお医者様に「生理はいつ来たの?」「最近セックスしてる?」なんて立ち入ったことを聞かれて、ドキドキすることがあります。
相手はけしてエロい気持ちで聞いているわけじゃなく、むしろお仕事モード全開なんだけど、そのそっけなさが妙にグッとくるんですよね。
本作もまた"お仕事"と"エロ"とのせめぎ合いがいやらしい1本。
"男性機能向上セラピスト"である清楚な美女が男性患者の射精について大真面目にカウンセリングし、実際に自分の体を使って「ガマンするだけの価値がある射精」をさせてくれるというちょっとシュールな設定です。

セラピストに扮するのは、平山こずえ嬢。作品によって名前を使い分けているようですが、元スチュワーデスAV女優として人気の青木美空さんと同一人物ですね。どうりでルックスも清潔感も癒し系の笑顔も一級品。セラピストみたいな知的サービス職業にはぴったりです。

本編が始まると、まず最初は丁寧なカウンセリングから。
「自慰はしていますか~?」という質問に患者が「いや......その......」と言い澱むと、「いいんですよ、自慰は大切なことですから。私も一日一回はするようにしています」と胸を張ってニッコリ。屈託ない笑顔がまぶしいです。
「それでは指先に意識を集中してください~」とともに始まったのは指フェラ。他人に指をナメられるのって、くすぐったいような気持ちいいようなヘンな気分になるんですよね。本当にフェラしているみたいにチロチロジュブジュブと舐められると、患者は早くも勃起状態。

そこに「とても綺麗な形ですね」「力加減はいかがですかぁ?」と丁寧に声掛けをするカウンセラー。その後すぐにお口での陰茎マッサージに移るんですが、こんなふうに言われるといくら気持ち良くてもそうは欲望をむき出しにできないわけですよ。ハァハァと息を荒くしながらもされるがまま。このモヤモヤした感じがなんともいえずエロい!
「ガマンすればするほどたくさん出ますから」と焦らした挙げ句、大量に発射してしまいます。

次の患者さんは常連さんらしく「膣射精コース」を選択。
"たくさん射精してもらえるようにいつも鍛えている"というオマンコを使って、価値ある射精をしてもらいます。
タイトスカートを脱いで股を開き「お客様にもご協力いただきたいのですが......」とアソコを触らせる。スケベなことを言い卑猥な行為をしていても、これはあくまで治療なんであります。
ゴムをつけてゆっくりと騎乗位で挿入し、プロの腰遣いを見せるセラピストさん。「入ってるところ見えますか?」と接合部をしっかり見せつけたりもしてくれるんですが、これも治療の一環でしょうか。

しかし、やっぱり彼女も人の子。巨根患者への"お口マッサージ"に夢中になってつい暴発させちゃったり、自分好みの敏感M男に当たると痴女っぽい一面を露にしたりもするわけです。
タマまでギュッと上がった極限状態でアンアン喘ぐM患者に向かって、笑顔で「どのへんがいいか詳しく教えていただけますか?」と問いかけるのは、もうどこから見ても淫語責め。声が甲高いロリ声なのもたまりません。

で、普通だったらここで終わりなんですが、治療終了後にも続きがあるのが本作の面白いところ。
終業後、店長の吉村卓に仕事の悩みを打ち明け、一人の女性になってセックスに耽るという展開が待っています。互いにケツの穴まで舐め合いズコズコとやりまくる2人。
えげつない格好で貪りあってるのに、ここでもやっぱり敬語で他人行儀なのがムラムラきます。
これまでずっと我慢していたのか、店長の射精もかなりご立派でありました。


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