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▼ 大肛門狂時代 お尻の穴のお勉強【101】

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文=横田猛雄
絵=伊集院貴子


コツさえ掴んでしまえば、こっちのものとばかりに我らが“性の天才児”猛ちゃんは、その名の通りの猛烈な勢いで、落合先生のアソコを水ヨウヨウで責めたてます。落合先生は虫の息です。さあ、今度は唖然として見ている上田先生が猛ちゃんの次の攻撃目標です。


【天才】

「こんな子、見たことないわ、天才やわほんまに……」

と驚き、半ば呆れて息を荒げている上田先生を征服するのは容易いものです。
本能的に這って逃げようとする先生の足首を捕らえると、肩車をする時のように、先生の両の太股を後ろから手を廻して抱き込むと、眼前にはもろに先生のお尻から太股にかけての息づき震えているのが見えます。

こんな時一番頼り無げに戦き震えているのは、お尻の溝から太股の内側の柔らかい肉のところです。
中でも一番ひくついているのが、例外無しに内股の付け根に近いあたりです。

先生が私のことを“天才”と言うのはこの点なのでしょうか、私には相手のどこをどう攻めてやれば最も効果かあるかが、瞬時にして本能的に分かるのです。

私はためらうこと無く右手を伸ばすと、先生の左の太股の内側の肉を、五本の指でぐっと掴み、股の付け根に向かって、グリグリと揉み込みました。
ピクンと大きく背を反り返らせた上田先生は、胴震いしました。
そうです、あの犬が雨に濡れた時ブルンと身体をひとゆすりするあれです。

でも人間の胴震いというのは凄いもので、あの丸い豊かな二つのお尻の丘がビクンと少し開いて又閉じて、緊張してしっかり閉じ合わせた双臀の合わせ目から、濃い黒い、長い毛が沢山はみ出して、思わずその毛を指の間に挟み、からめて強く引っ張って見ました。

「ああっ、嫌あっ、痛いいっ」

と少しでも苦痛の少ないように、先生は身体の力を抜いて私の方へお尻を寄せて来ました。
上田先生も落合先生も、それから新聞のお姉さんも酒屋のお姉さんも、みんなとっても毛深く、真っ黒で、それぞれ生え方に特徴はありますが、みな、お尻の穴の周りから後ろまで生えているのです。

そう言えば小学校低学年の頃一緒に風呂に入った時見えた母のもやっぱり真っ黒でした。
魅力的で性欲旺盛な色白の女性はどうも皆陰毛が濃いようです。

私の毛はまだ恥骨のところに遠慮気味にちょろちょろ生え始めた頃ですから、先生達のあの真っ黒な密毛は、当時の私にとっては非常なあこがれの的でした。
舐めるとジャリジャリするあの手応えと、産毛のように細かく密集したお尻の穴の周りの、羊の毛のような柔らかさと、お尻の穴の後ろから尾てい骨への、すべすべした凹み。

唾液でベトベトしたそこら一面を、繰り返し繰り返し、曲げている首が痛くなるのもかまわずに舐め廻し、フーフー息吹き掛けてやります。

そろそろ手応えがありそうだと思う頃、正直に前の割れ目のロ戸の処から、一筋か二筋、汗のような透明な、塩辛くないサラッとした液が溢れ、それが合図であの割れ目がパックリと一層大きくはじけて、中身がせり出して来て、吐く息がフーッと鼻から大きく長く、馬の息のようになります。
それは丁度湯が沸いてきて、盛んに湯気が吹き出してくるように、股間が煮えたぎって来た証です。

真っ黒な毛の密生したその真ん中の所が、縦に割れて、中にあって普段は隠れている赤い粘膜の部分が、こんもりと持ち上がって食み出してきます。
丁度中咲きのバラのように、見下ろすと幾重にも渦を描いて、その中心部ははや示指が入るくらいの空洞がロあけて、中は暗くて見えません。

おそらく入リロのような狭いものではなく、もっとぽっかり空いている筈です。
その人リロに示指を一寸入れてやったら、ニチャニチャと湿った音がして、乳飲み子が乳首を吸うように私の指にキュッと吸い着きます。

指でグリグリと“の”の字を書いてやると、盛り上がっていた珊瑚色の渦のような同心円の襞々は、グジュグジュ音をさせて崩れ、先生は脇腹を出刃包丁でえぐられたように、

「ヒエー」

と長い悲鳴を上げ、ますますお尻をかかげて身を反り返らせ、二つの乳房を畳にこすりつけて悶え狂いました。

こうなったらもう、釜の中に一杯石炭が詰まって真っ赤に燃えている機関車みたいなものです。
駅長さんの発車の笛一つで東京まで突っ走る、“特急つばめ号”みたいなものです(註、旧国鉄東海道線で一番速かった蒸気機関車)。

(続く)


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