文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
【痛いのは明くる日】
先生たちは以前から、レズビアンの恋人同士の関係にあり、お互いに愛し合う時、お尻の穴にも指を入れたり、舌でそこを舐めたりし合うため、いつも事前に浣腸をして、お尻の穴の中をきれいにする習慣がありました。
私が加えられてからは、いつも私のお尻も、事前に浣腸処置され、きれいに洗浄されていましたが、先生たち、指二本の挿入なら平気でも、玉子級の私の亀には、ちょっと耐えられなかったようです。
「腸が裏返った」
と言っていました。
でも私の側からすると、あの狭い穴を、グリッと強引に押して通る時のあの爽快感は最高で、まさに、
「トンネルを抜けると、そこは雪国であった……」
の境地で、そこから別世界が開けるのです。
ぶっといのを押し込まれて、お尻の穴に醤油の樽みたいにギリギリと栓をされたように、苦しみ藻掻く姿を、背後から見下ろす眺めは絶景です。
真実串刺しにしてやったのだという満足感にひたれるのです(当時醤油は地方では一斗樽を台所に置いていた)。
きついドーナツ環を押し拡げられた先生たち、その日は唯、お尻の穴がカツカと火照って熱もったたけだそうですが、一晩寝て翌日起きると、お尻の穴にズキーンと激痛が走り、真っ直ぐ立つのがとても辛く、やや蟹股に、お尻を少し後ろへ突き出していないとズキンズキンするので大変だったそうで、痛みが完全に消えるまでに四日もかかったそうです。
当然その間は自転車などは乗れなかったのは言うまでもありませんし、椅子にかけるのも辛く、又速く歩けないので大変困ったと言っていました。
でも一回道がつくと、後は楽になるようで、次回からはやはり入れる時痛がりましたが、そんなにのたうち廻る程では無く、自分でお尻の穴を弛めるコツも体得し、痛みもすぐ消えるようになったようです。
先生たちとてもしなやかな肢体をしていますし、とても好色で、性欲も強く、勘も鋭いですから、三回か四回の経験で、よく私の善光寺チンボを受け容れるまでの順応性を示しましたし、それからと言うものは、いかにも理知的な女性らしく、お尻の穴に対する様々な刺戟が、性の快楽の極致の追求のために占める領域のいかに大きいかをいち早く理解し認識し、この方面の技巧の開拓と感覚の開発訓練に、ためらわずに真剣に取り組むようになりました。
それにしてもこの最初の挿入時に、全然手を使わずに腰だけ使ってピストンする私の動きに、落合先生の泣き悶える姿は、まるで渦潮にもまれる天草か若布のようで、意志を失って亡我の境に漂っていました。
それと言うのも、私のチンチンは先太で鰓がよく張っているので、私が腰を引いても、チンチンがお尻の穴から抜けたりしなかったからです。
(続く)
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