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▼ 大肛門狂時代 お尻の穴のお勉強【46】
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文=横田猛雄
絵=伊集院貴子


突然、放課後に保健室に呼び出されてしまった猛ちゃん。猛ちゃんの巨根に興味津々の養護教諭、落合先生との二人きりの特別検査がはじまってしまいました。いたいけな猛ちゃんのパンツを引き下げて、強引に検査をしようとする先生の眼は牝豹のように輝いています。猛ちゃんは自分の意に反して、オチンチンをピンピンにしてしまいました……。


【剥けたのは何時?】

ピンピンに硬化したそれをギュウと握った先生は、

「横田、チンチンの先っぽの皮、ちゃんと剥けとるけと、何時頃剥けたの?」

と聞きました。
私が、

「中学校に入ってから、夏に……」

と答えると、

「自分で剥いたのか?それとも誰か人に剥かれたのか?」

と言いますので、私はお姉さんとのことを正直に言うと、不良少年だと言われるのは分かっていましたから、これは絶対に秘密にしなければ……と思っていましたので、

「お風呂でいじくっていたら自然に剥けました」

と答えました。
すると先生は、

「この学校にもコケタラムケ夕という先生がおるくらいやから、男の子は普通は年頃になったら大体自然に剥けるものやけど、大体が中学三年くらいにならな剥けやんのに、一年でもう剥けとって、こんな大人のよりずっと大きいなんて、大分早生とるなあ」

と言いました。
コケタラムケタというのは、当時この学校に体育の女教師で武村武子という先生がいたのですが、このタケムラタケコを下から逆に読むと、コケタラムケ夕になるのです。
私達は中学校に入った頃から、上級生から教えられてこの事を知っており、その教師が通ると遠くから皆して、

「タケムラタケコ、コケタラムケタ!」

とはやしたてて逃げたりしたものです。
この武村先生は真っ紅なロ紅を塗って大きな声を出し、白い体操のズボン(トレパン)で大股に歩き、当時の私達から見て、しとやかな大和撫子とは全く逆の、アプレ・ゲールと言う表現ぴったりで、落合先生とは正反対のタイプで、私達生徒の間には、

「武村先生は昔(終戦直後のこと)、パンパンしとったんやて」

と言われていました。
売春婦が教員になるとは、とても考えられませんが、真っ紅なロ紅で、映画のマリリン・モンローみたいに少しロ開けて、男みたいに大声出すあの先生の印象を、中学生の年頃の少年たちは、「パンパン」のイメージに複合させたのでしよう。
それでもタケムラタケコ伝説はなお今も生きていて、最近も海岸で見たのですか、この地の水産加工物(主として伊勢煮干)を築地の市場に運ぶ保冷車の中には、荷物を納めるコンテナのような箱型の壁面に、浮世絵と共に『武村武子』と大書した車がありました。
東名や中央高速を走るこの車の、この心意気を真に理解出来る人は何人いるでしよう?

「そうか、一人で剥けたか、それでどんな気持ちやった、痛かったのか?」

と言う先主の問いに、

「一寸痛かったけど、ひと思いに剥いたら全部剥けて、涼しかったです」

と答えると、先生は笑って、

「そやって自然に剥けるのは一番理想的や、走っとって本当に転けて剥ける子もおるけど、泣いて保健室へ来るが、面白いから赤チン塗ったるんやけと、泣いて帰ってくわ……。そやけどあんまり強う転けると、チンチンが折れる事があるで気を付けなあかんよ。そらピンピンに天狗さんの鼻みたいにして走って転けたらえらいことや、折れるで、ピンピンに立っとると転けて体重が掛かると折れて動脈が切れてしまうんや、そうなったらえらいことやわさ、見てる間に充血して赤黒うなって牛乳瓶みたいにぶっとくなり、もう立たんとダランとしてムクムク大きうなり象の足みたいにふくらんで、キリキリ舞いして苦しがるよ。この学校ではまだそんなんはあらせんけど、大学や高校では時々そんなんがあって駐在さんがオートバイの後ろへ来せたり、タクシー呼んだりして病院ヘ連れてってえらいこっちゃ、そやけど昔の人は賢いものや、パンツやとピンピンに立つけど、褌しとるとちゃんと締めるからそんな勝手に立ったりしやせん。昔はなあ、戦争中は海軍は予科練、陸軍は少年航空兵で、特に終戦の一寸前頃はあんたらくらいの子供でも飛行機乗りのきびしい訓練があったけど、昔は軍隊は皆越中褌やでそんな事故は全然無かったらしいけど、アメリカではようけこんな事故で死んだり片輸になったらしいわ。片輸ていうのはチンチンを根元から切断することや。日本でも戦後はアメリカの真似するさかいに運動選手がようこの事故にあうので、褌を改良したサポーターというものを、タイツを作る会社が考案したらしいわ(アツギのタイツ)」

と言うのです。


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