文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
【バナナの味はどうや】
畳の上で両足を大きく拡げて膝を少し曲げ、身体を少し前に折った、つまりお尻を後ろへ突き出した、田舎のお姉さんの立小便のようなポーズをさせられて、前からはしゃがんだ上田先生に、チンチンをバナナの皮で包んでギュウと握られて気ぜわしく小刻みのピストンをされ、突き出したお尻の方からは、太いバナナを落合先生の手で深く深く、ノックをするように一寸刻みに奥まで納められ、落合先生は初めバナナの反りを利用して私の直腸の背面の方を掻くように刺戟してくるのです。
尾てい骨の内側を上手にバナナの先の所でツンツン突くんですから、さっきの浣腸でお腹の中はすっかり空になっている筈なのに、ウンコがしたいような、お尻の穴の奥がムラムラッとしてきて、自分でもお尻の穴の紐が弛んだのが分かりました。
「この子身体が練れてきたみたい……、穴のロが弛んだわ、かわいい!」
と落合先生は空いている左手で私の太股の内側を、ぐっとつかむと、栂指をそこの筋肉の中に向かってグリクリしました。
ああ、そんなにされると、股の付け根の蝶番がピクピク勝手に反応してしまって、私は、
「ああん、お尻気持ちいい……」
って思わず叫んでしまいました。
もう股の付け根がコリコリして痛いくらいで、上田先生に握られている私のオチンチンは、赤紫色に本当に栗芋のようになってしまいました。
栗芋というのはその頃流行ってきた新しい薩摩芋で、中身は栗のように黄色くて甘い、現在一番普及しているあの芋で、あれは皮が赤い色していて(それまでのは赤くなく、黄土色の農林何号とか、黄色い護国芋というのがあったのです)、その色と私のチンチンの色がおんなじなのです。
上田先生は私の顔をニヤニヤと意地悪く笑いながら見つめて、私が発射しそうになると左手で握った袋を、まるでよく熟した無花果をもぎとるように五本の指の指先に力を込めてキュッと締め、グリッとひねったり引っ張ったりし、左手は動かすのを止めて、ムズと根本の所を握り締めるのです。
一瞬発射が中絶されると先生は又ソロソロとピストンを始め、出そうになると止めてしまって、どうしても出させてくれないのです。
自分の手でオナニーしている時でも、出そうになった時無理にオチンチンの根本の所を万力のようにキツく握って出るのを我慢すると、お尻の穴が、ウンコしたくてたまらぬ時のようにムズムズ、ミミズが這ったような何とも言えない気持ちになりますが、あれのもっと強烈なのです。
チンチンの根本を上田先生に捕らえられて腰を引いたら、背後の落合先生が、バナナをひねりました。
私はキャッと叫んでしまいました。
曲がっているバナナの先が今度は膀胱の裏の所に当たったようで、オチンチンの根本の、タマの袋より後ろの所、あの会陰部(オチンチンが股の間に埋まっている所)にビビッと熱い電波が走ったように思ったら、ブズッブズッといつもと違ってもっと硬い、そしてはるかに多量なあれが、勝手にほとばしり出てしまいました。
それにしても、あんまり濃い糊みたいなそれが通過する時、尿道が押し拡げられて痛いくらいでした。
私の出したあれ、上田先生はいつの間に用意したのか、ビーカーに上手に受けて溜めました。
「この子、絞り出される時、崖から突き落とされるみたいな声出して、ほんまにかわいいもんやなあ……」
と落合先生は私のお尻に顔をぴったり押し付けましたが、先生の鼻が当たってとてもくずぐったく、まつ毛が又くすぐったく、先生は私のお尻の間に熱い舌をグーッと押し入れてくれましたが、私はきれいな女の人にお尻を舐められたのはあの時初めてで、クナクナッと全身の力が抜けてしまうくらい気持ちよかったです。
(続く)
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