文=横田猛雄
絵=伊集院貴子
【開け胡麻や】
トローッと涎を垂らし続けている私のあそこからそれを掌に塗ったお姉さんはその掌で酒屋のお姉さんのお尻の溝を、尾てい骨の方から恥骨の方に何度も擦り付け、そこかヌルヌルに光りだし、ニチャニチャと音を立て始めると、いきなり指を二本押し込み、私にも反対側から同じように指を入れるように言いました。
私の指がお姉さんの指と背中合わせの状態で肛門のロを潜り込むと、お尻の穴は一瞬ビクッと締まり、私の指先はきついゴムベルトに絞められたようになり、強引に押すと一瞬の抵抗の後スルッと根元まで入り、酒屋のお姉さんはこちらを振り返って激しく首を振り、
「ああ、こんなん初めてや、一遍に二人別々の人に指入れやれると凄いわ……」
とお尻の紐をぴくぴくさせているのです。
お姉さんの考えていることは分かっています。
よく幼児が自分の唇に左右の示指を夫々入れて自分のロを横一杯に拡げるように、二人して酒屋のお姉さんのお尻の穴を横にぐっと拡げようと言うのです。
眼と眼で合図し合った私達はぐっと指先に力を込めて横に引っ張りました。
お姉さんは、
「開け胡麻やなお猛ちゃん」
と言って笑いましたが、酒屋のお姉さんは、
「ちょっと、ああ痛い、嫌やこらえてえ!」
とおろおろ声で哀願しますが、お姉さんは聞こえぬふりして笑って力を入れるのです。
そして別の掌であの大きなお腹をそうっと探ると、くすぐったさに、
「ああっ」
と悲鳴をあげたとたん、今まで締まっていたお尻の紐が一挙にぐぐうっと拡がり、指への絞めつけが楽になりました。
「猛ちゃん、ほれお尻の穴がくつろいできた、見て、ほれっ」
と言うと別の手の指を更に二本ずぶっと突っ込み、都合六本の指で三方向に向かって酒屋のお姉さんのお尻の穴をぐいぐい拡げにかかったのです。
それには酒屋のお姉さんも
「きっついわ、ああもう……と首を振って苦しがりますが、首を振って背をよじる度に指先にお尻の穴の筋肉が、ググッ、ググッと段々と負けて弛んでゆくのが手にとるようによく感じられます。
男がお尻の穴をいじめられるとチンチンの先から涎が垂れ始めるように、女の人もお尻をいじめられ、緊張をほぐされると膣のロのあたりから汗みたいな汁をタラタラ流し出すものです。
私達が指を抜去した後の酒屋のお姉さんのお尻の穴は、その荒い呼吸に合わせて、ぐーっとせり出したり又ずうっとすぼんだりし、お姉さんが指二本入れ、その指をジャンケンの
「チイ」
のように開いたままゆっくり抜きとると、お尻の穴は横一文字に拡がり、指が抜け出る時、唇が閉じるような、パクンという音が小さいですが確かに聞こえました。
(続く)
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