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▼ コルセティエの見る夢は 第3回 トライバルグラフィックデザイナー「阿妓-AGI-」【3】
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文・コルセット製作=PureOne(P.C.W)

モデル・スタイリング=阿妓-AGI-(HaZer)
写真=winchrome

男性のコルセット職人を「コルセティエ」と呼びます。フェティッシュ・アイテムとしてのコルセットにこだわらず、深い伝統と格式に裏づけられたコルセットを模索する新進気鋭のコルセティエ、「Pure One Corset Works」のPureOne氏。そんな彼が製作するコルセットを、写真とPureOne氏自ら語る制作秘話や解説などとともにご紹介するフォトギャラリー連載、今週はトライバルグラフィックデザイナー「阿妓-AGI-」さんの最終章です。


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【これでミストレスの方に着てもらえるようなコルセットが出来た】


「Pure Oneさんのデザインは、可愛らしいからM女さん向きよね」

これは、大阪のミストレスブティック「MATRIX」の蓮女王様に言われた言葉です。
当時の私には、この言葉の意味を理解することが、できませんでした。

私自身、SMという世界に身を投じて間もない頃だったので、よく理解できなかったのです。
もっと正確にいえば、未だに投じていないともいえます。
2年半前、アダルトコスチュームブランド「SLUMP TRUMP」を立ち上げて、秋葉原を拠点として活動していました。
一番の取引先は「ラムタラ・エピカリアキバ」。主にAVを販売しており、一部コスプレの衣裳も当時は扱っていて、そこで私はAV女優さんの握手会やサイン会の衣裳などを手掛けていました。その他にも衣裳の依頼は受けていましたが、この界隈で活動する“アキバ系アイドル”さんの衣裳でした。

この頃からお付き合いさせて頂いているのが、「拘束具専門店SUN SHOP 秋葉原店」です。
今でも一部商品を置かせて頂いているお店で、ここが自分とSMの出発点といえます。

「SUN SHOP」さんで扱わせて頂けることが決まり、販路拡大を目指しインターネットで探し当てた先。それこそが大阪ミストレスブティック「MATRIX」でした。

「WEBスナイパー」さんとお付き合いさせて頂いている人間には珍しいかもしれませんが(プレイとして)SMというものを経験したことはありません。
ただ、不思議な流れとして、つかず離れずSMとの関係を保っており、先ほどSMに身を投じていないと言ったのは、こういう意味からです。
そんな有様ですので、女王様とお話するという経験は、蓮女王様が初体験でした。

その頃はまだコルセットの製作をしておらず、ビスチェやスカートのみ。
サンプルを持参し、モデルに着せた画像ファイルを鞄に詰め、初めての大阪、初めての女王様への営業。

今思えば、「訳の分からん、SMを全く知らない素人」の私の話をよく聞いて頂いたものだと、蓮女王様の懐の深さを知ります。
それだけではなく、今でもお付き合いをさせて頂いているのは、やはり自分なりの努力を認めて下さったからこそと思っております。
それから、数カ月が経ち蓮女王様の言葉を理解し始めたのは、2007年に入ってからでした。

「2007年元旦から、本格的なコルセットの製作をする」そう決めた私が目指したものは“「スナイパーEVE」の表紙を飾れる様なコルセットが作りたい”という物でした。

硬い素材を扱い、苦労して作り上げた渾身の一作。
当時横浜「ディアナ」にいらしたKANADE女王様の支援を受けて作り上げた物でした。

「これでミストレスの方に着てもらえるようなコルセットが出来た」

私は嬉しくなり、2月に再度大阪へ向いました。
蓮女王様に若干のご指摘を受け、工場で新作を製作。「MATRIX」に置いて頂いて数日で完売。
驚きました。

そしてこの頃にやっと、あの蓮女王様の言葉の意味が分かったのです。
「このコルセットがS向きとして売れたのだから、この逆がM向きか」と。

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