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▼ コルセティエの見る夢は 第5回 「レゴブロックがコルセットのはじまり」【1】
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文・コルセット製作=PureOne(P.C.W)

写真=winchrome
モデル・スタイリング=minori

男性のコルセット職人を「コルセティエ」と呼びます。フェティッシュ・アイテムとしてのコルセットにこだわらず、深い伝統と格式に裏づけられたコルセットを模索する新進気鋭のコルセティエ、「Pure One Corset Works」のPureOne氏。そんな彼が製作するコルセットを、写真とPureOne氏自ら語る制作秘話や解説などとともにご紹介する、フォトギャラリー連載です。


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【レゴブロックがコルセットのはじまり】

まだ私が幼稚園の頃、大好きな遊びは「お絵描き」「ねんど」「ブロック」の三つでした。幼少時期からインドア派です(苦笑)。特に好きだったのは「ブロック」でした。

家にはたくさんのレゴブロックがありました。レゴブロックのよいところは、何より”小さい”こと。大人にとっては普通の大きさでも、小さなこどもにとっては大きなものに見えたりします。レゴブロック以外のブロックは当時の自分にとって、何だか大き過ぎた気がしました。子どもの小さな手でとりやすいレゴブロックは、私にとって最高のおもちゃでした。

あと”ある程度形になっている”こと。特別なパーツ以外は基本的に全て長方形。ですから形を想像しやすいというか「こうしたい!」という形が簡単に出来上がります。ねんど遊びも好きだと書きましたが、ねんどは決まった形がないのがブロックより好きではなかった理由です。”ある程度形になっている” というのが、自分にとって大事なことでした。

最後に”色”があったこと。きっとモノトーンのレゴブロックではこども心につまらなかったと思います。私の記憶が正しければ、私の持っていたレゴブロックは「赤」「青」「黄」の三色がほとんどでした。それをどんどん組み合わせて、ヒーローもののロボットや車を作って遊んでいました。

このレゴブロックで遊んだ幼少体験が私の創作活動の基礎となっています。

「お絵描き」と「ねんど」は、基本的に形の全くないものからの創造です。私にとってゼロからの創作と言うのは、補助的な役割でしかないのです。私の創作活動にとって大事なことは、何より”ある程度形がある”こと、そして”組み合わせが自由である”ことの二つです。

コルセットを製作する際も同じです。コルセットの形は基本的に決まっています。伝統的な技法もあります。それに「どんな素材を使用するか?」「どんな色を使うか?」「どんな装飾を加えるのか?」など自分なりの項目があり、それを組み合わせています。長方形のレゴブロックを組み合わせて遊んでいた時とあまり変わりがありません。

レゴブロックが”小さい”ことも今の指先の器用さに役立っている気がします。これは遺伝なのかもしれませんが、私は仕立て屋稼業の三代目で、祖母は「和裁」と「刺繍」の達人でした。「和裁」の腕前は、有名百貨店の仕立てを請け負うほどであり、「刺繍」も海外に輸出する為の高級なものを扱っておりました。私の母も縫製工場を経営しており、子どもの頃からなんでもソツなくこなすタイプだったと言っております。そういう血を受け継いだのか、私も細かい手仕事が好きです。小さなレゴブロックを集めて組み合わせることが、性に合っていたのかもしれません。

そう思うと未だに私は「このロボットの目は黄色で、顔は赤で!」と遊んでいた子どもの頃から成長していないのかもしれません。製作活動だけではなくて、生産管理としてサラリーマンをしていた頃も「アウトルック」を使ってスケジュール管理をしていたのですが、今思うとレゴブロックの組み合わせのように見えます。

「三つ子の魂百まで」とは、よくいったものだと思います(苦笑)。

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