文=抱枕すあま
いやぁ〜、前回と前々回の2回に渡り、珍しく真面目な文章を書いてしまいました。このコラムでは、いつもお馬鹿な文章しか書いていないので、なんだか気恥ずかしいですよ。
取材にご協力いただいた三和出版『マニア倶楽部』編集部の皆様に、改めてお礼申し上げます。
カメラマンの杉浦則夫氏への関心が高かったためか、お陰様で色々な人たちから反響が寄せられました。
WEBスナイパー編集部のI氏には、いつものコラムとのあまりのギャップに、
「誰に書いてもらったんですかw?」
と言われてしまいました。
私は、夏休みの読書感想文を親に書いてもらった小学生かっ!!
しかし、時の経つのは早いものです。もうすぐ3月ですよ。卒業の時期ですよ。旅立ちの時期ですよ。そして3月は、私が一年で最も忙しい時期でもあるのです。
こう見えても、私は環境問題に強い関心があります。3Rと呼ばれる、Reduce(減量化)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)のうち、現在はReuseに関するボランティア活動を行っています。物が溢れかえり、壊れても修理をせず、不要になれば簡単に捨ててしまう時代だからこそ、もう一度、物の大切さを知って貰いたいのです。
私が行っているボランティアの活動内容は、大きなリヤカーを引きながら、まだ使える物を集めることです。立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますが、再利用できる物を回収するには、この時期に行うのが一番効率的なのです。だから、私は地球環境保全のため、寒さにも負けずに頑張っているのです。
え〜っ、ご町内の皆さま。
いらなくなった、セーラー服、体操着、ブルマ、スクール水着などはございませんか?
新品でも結構です。
テカリがあっても結構です。
洗濯をしていなければ、さらに結構です。
突然始まった生理の血で汚れていたら、もっと結構です。
顔写真が付いていなくても結構です。
通常は有料の上履きやソプラノリコーダーも、本日はすべて無料にて回収いたします。
なお、ブレザーやセクシー下着などの危険物は取り扱っておりません。
私のボランティアとしての活動は、涙ぐましい努力にもかかわらず、まだ何も成果を上げていません。それどころか、私の美しい地球を守ろうという気高い精神を誰も理解せず、冷たい目で見られるだけなのです。私なら、不要になったセーラー服やブルマを、抱き枕として再利用することができるというのに……。
東京都民は、まだまだ環境問題に対する認識が低いようですね。
しかしですね、世の中には羨ましい仕事があるのですよ。その仕事なら、私のように寒さと世間の冷たい目に耐える必要もなく、ただ単に家にいるだけでセーラー服が集まってくるのです。しかも、女子中高生の方から、乙女の汗が染み込んだセーラー服をわざわざ持ってくるのですよ。
さらに、その仕事なら、女子中高生の目の前で、セーラー服の脇の汗染みをジロジロと見たり、スカートを裏返して舐め回すように見たりしても、変態だと思われないのです。
本当に夢のような仕事でしょ? ブルセラショップの店員かって? いえいえ、親族にも隠す必要のない、ちゃんとした仕事ですから。みなさんも、きっとよく利用されていると思います。それにですね、この仕事の最も羨ましいところは、女子中高生から簡単に住所・氏名・電話番号を聞き出すことができ、さらにお金までくれるのです! どうです? 最高の仕事でしょ!!
もう、なんの仕事だか分かりましたよね?
そう、クリーニング屋さんです!!
人として生まれたからには、一度はクリーニング屋さんになって、近所でも可愛いと評判の娘のセーラー服だけを集めて、セーラー服の山で遭難したり、セーラー服の海で溺れたりしたいものですね。
↑ありゃ? 気付いたら、私が持っているセーラー服で、山ができちゃいました。しかも、ほんの一部なのに……。
(続く)
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