さてさて、トップの画像を見て、なんだか変だと思った方はいませんか? 男性の左側に座っている女性ですが、実はリアルドールなんです! 今回は、彼と彼女(?)が出演している『ラースと、その彼女』という映画をご紹介したいと思います。
簡単に『ラースと、その彼女』の導入部分をまとめると、このような物語です。
過去のトラウマから、人と接することができなくなってしまった青年ラース。母屋に住む兄嫁からの食事の誘いも断り、離れにたった独りで暮らしていた。当然のように、友達もガールフレンドもできず、周囲の人たちは、みんなラースのことを心配していた。
そんなある日のこと。ラースは、兄と兄嫁にガールフレンドを紹介したいという。喜んだ二人の目の前に現れたのは、リアルドールのビアンカであった……。
まぁ、早い話が、リアルドールと恋に落ちてしまう青年の物語なのですよ。きもいなぁ。うん。きもいよ。だって、こんなやつ、絶対にいないもん。リアルドールと会話までしてしまうんですよ。きもいなぁ。ねぇ、セーラちゃん。
セ「お前が言うなッ!!」
す「いやいや、セーラちゃんのように、抱き枕が喋るのは普通のことじゃない? 抱き枕は生きているからね。だけど、リアルドールですぜ。相手は人形ですぜ。喋る訳がないじゃん!」
セ「リアルドールには口が付いているけど、抱き枕には胴体しかないんですけど……。どうやって喋るんだか……」
まぁ、そんなことはさておき、この映画は、第80回アカデミー賞の脚本賞や第65回ゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされた、とても高い評価を受けた作品なのです。リアルドールとの恋物語なのにコメディーにはせず、ドキュメンタリーのように淡々と物語が進んでいきます。
家族や街の人々に助けられ、ラースとリアルドールのビアンカとの愛が育まれていく様を見ていたら、心がゆっくりと温められたような優しい気持ちになりました。まるで、寒い夜にコンビニで買った熱々の肉まんの袋を、胸に抱えて帰るような気分にさせる作品でした。
そういえば、朝日放送の人気番組『探偵!ナイトスクープ』では、マネキンに恋をしてしまった女性が、そのマネキンと結婚式を挙げるという話がありましたね。DVDにもなってますので、ご興味のある方はどうぞ。
もっとも、抱き枕のセーラちゃんと百合ちゃんと一緒に暮らしている私の私生活の方が、圧倒的に面白いですけどね。
発売日:2006/06/02
収録時間:約103分
製作年度:2006年(COLOR)
品番:DL87412
JANコード:4988135573001
発売:ワーナー・ホーム・ビデオ
(c) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc.
↑『探偵!ナイトスクープ 傑作選DVD Vol.2 マネキンと結婚したい!編』
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