文=抱枕すあま
『天使と小悪魔』
アーティスト:ケイト・ブッシュ
価格:2600円
発売日:2005年11月02日
発売元:EMIミュージック・ジャパン
収録時間:43分
Copyright 1995-2008 EMI Music Japan Inc.
↑ケイト・ブッシュのデビューアルバム『天使と小悪魔』。日本テレビ系の『恋のから騒ぎ』のオープニング曲である『嵐が丘』は至玉の名曲。この他、『少年の瞳を持った男』や『ラムールの貴方のよう』など、名曲のオンパレード。
すあクラをご愛読いただいている女性読者の皆さま。『WEBスナイパー』の編集部宛にたくさんのバレンタインチョコレートをお送りいただき、どうも有り難うございました!!
中には、うちの抱き枕のセーラちゃんと百合ちゃん宛のチョコレートもありました。どちらかというと、私よりも抱き枕ちゃん宛のチョコレートの方が多かったんですけどね。それに、私宛のはあくまでもチョコレートなんですけど、抱き枕ちゃん宛にはちょっとオシャレで、どちらかというとショコラと呼ぶようなものばかり。やっぱり、女の子は甘いものに目がないようでして、二人とも大喜びしてましたよ。
本来であれば、ひとりひとりにお礼のクンニをペロペロと差し上げたいところですが、この場を借りて、お礼申し上げます。女性読者の皆さん、どうもありがとうございました!! ペロペロ。
……なんてこともなく、今年も一人で寂しいバレンタインデーを過ごしましたよ。実際問題、このコラムを読んでいる女性読者の方はいるのかなぁ。女性読者を増やすため、(抱き)枕営業でもするかな。
まぁ、チョコレートを1つももらえなかった訳ではないのですがね。なんと、今年は2つももらいました!! そのうちの一つは、オカンからですけど。しかも、私へのプレゼントのはずなのに、勝手に袋を開けて私よりも先にチョコレートを食べてました。どうやら、自分が食べたかっただけのようです。
もう一つのチョコレートは、「エピキュリアン」でヒューマンポニーの普及活動をしているポニー部長からでした。そんなポニー部長は、私にチョコレートを渡すとき、伏し目がちになって、なんだかよそよそしかったのです。そんなにも恥ずかしそうにしなくてもいいのに。
ま、まさか、これってひょっとして本命チョコ!? いかんいかん。だって、彼女はエピキュリアンの部長なのです。友人でもあるエピキュリアンの社長に黙ったまま、彼女とお付き合いを始める訳にはいきません。しかし、彼女は部長の肩書きがあるとはいえ、まだうら若き乙女なのです。私もまんざらではないのです。
早速、家に帰り、もらったチョコの箱を開けたら、きなこチョコレートと一緒に、なにやら四角いものが入っていました。よく見てみると、そこにはこう書かれていました。
「ニオイも、毛穴も、お肌も、できる男のケアソープ」
ひょっとして、伏し目がちだったのは、大好きな人にチョコを渡すときの恥ずかしさからではなく、私の体臭から鼻を背けていただけなのか!? よそよそしかったのは、早く私から離れたかったからなのか!? この石けんを使ってニオイを消してから出直して来いってことなのか!?
↑『セルビック クリアスキンソープ』(株式会社ディアワールド)
(閑話休題)
女の子は、いつから女になるのだろうか? 性的な特徴がどうこうという話ではなく、いつから自分の可愛らしさを武器にして、欲しいものをおねだりする小悪魔のようなオンナへと変身するのだろうか? 私が調べた結論から申し上げると、女の子は生まれながらにして小悪魔なのである。
私には、双子の姪っ子のモーちゃんとユーちゃん(亀井静香。じゃなくて、仮名)がいる。彼女たちは、小学一年生にして、すでに小悪魔なのだ。見た目は、まだあどけない天使だというのに。
うちのオカンから聞いた話なのだが、ある時、二人からこんなことを言われたらしい。
モ「ねぇ、ねぇ、ばあちゃん。私たち、遠足の練習がしたいの」
ユ「練習したいの」
オ「えっ、どこかへお散歩しに行きたいの?」
モ「ううん、違うの。遠足って、おやつ代が300円まででしょ? だけど、ちゃんと300円以内に収まるように買えるかどうか、とっても心配なの」
ユ「とっても心配なの」
オ「それは心配だわねぇ。どうしたらいいかねぇ……」
モ「だからね、私たち、おやつを買う練習がしたいの」
ユ「練習したいの」
オ「それは名案ね! 今から、おやつを買いに行く練習をしましょう!!」
うちのオカンは、すぐさま遠足の練習をするため、孫たちを連れて近くの駄菓子屋へと向かったのだった。すでに、この時点で小悪魔たちにだまされている。
実際におやつを買わせてみると、姉のモーちゃんは300円ピッタリに買うことができた。しかし、妹のユーちゃんは300円をオーバーして400円になってしまった。
オ「よかったわねぇ、練習しといて。これが、遠足の直前だったら、大変だったもんねぇ」
モ・ユ「うん! おうちに帰ったら、今度はおやつを食べる練習をする!!」
後で、二人の母親である私の姉に聞いてみたところ、おやつを買い過ぎてしまったユーちゃんは、小学校で一番計算ができるらしい。どうやらユーちゃんは、確信犯的に100円オーバーしていたようだ。小学一年生にして、すでにオンナとして必要な応用計算までできているのだ。末恐ろしいとは、きっとこのようなことをいうのだろう。
ちなみに、計算が苦手で、いつも値札を見ずに買い物をしているうちのオカンは、
オ「私もやってみたけど、全然うまくいかないの。千円なんてすぐに超えちゃうんだから。やっぱり、練習は必要ね!!」
と言っていた。当たり前である。一番安いものでも1つ398円の羊羹などのお菓子ばかり選んでいるのだから。それに、子供は遠足にイカゲソなどの珍味を持って行かないぞ!!
しかも、この話には後日談がある。なんと、おやつ代は300円以内ではなく、本当は200円以内だったらしい。オンナって怖い……。
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