絵と文=大園喜八郎
秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。
ジャパニーズ・カルトの新境地!
【若草焼き】
若草を 焙いて楽しむ 花の宴
いよいよ四月四日の赤満災を迎えることになりました。災場は瀬戸内海に浮かぶ無人島でございます。かつては、小さな漁村のあったこの島ですが、現在では、私たち裏神道が全島を買い取り、赤満講、青尿講、黄肛講の道場として利用しているのでございます。
本日の生け贄は処女四匹を含む九匹でございます。これを島へ運ぶ奴隷船は、私たち裏神道が運搬船を改造した物で、数々の拷問器具が積み込まれております。娘たちは船が岸を離れると直ちに素っ裸に剥かれてしまいます。必死になって抵抗する娘は、片足にロープを巻きつけて高々と吊り上げ、徐々に衣類を鋏で裁ち切っていけば良いのです。
そろそろ島に着いたようです。生け贄の少女たちには、犬の首輪が嵌められていますから、泣こうが叫ぼうが一向に構いません。皆様は鎖をぐいぐい引っ張って上陸して下さい。ご覧の通り船着場の桜は満開でございます。では早速、全裸の娘たちを肴に花見の宴を楽しんで頂きましょう。先ずはスッポンポンの少女たちに、料理を運ばせ酒を注いで回らせます。ある程度酔いが回ったところで拷問ショウ「鶯の谷渡り」の始まりとなります。
要領は二月九日の青尿災でご説明したとおりです。梅の木が桜の木に変わっただけで、ロープを股間に挟んでの無惨なレースは、特に処女の四匹にとって、死にも勝る屈辱と苦痛の連続になると思います。トップの三匹はお構いなし、中間の三匹には十七時間の「下がり藤」の刑が、そしてビリの三匹には恐ろしい性の拷問と四十九時間の「下がり藤」の刑が科せられると判っていても、とても我慢の出来るゲームでは有りませんでした。
一番ビリの「石川真弓さん」十七歳は、某信用組合の理事支店長の娘さんですが、バブル崩壊の煽りを食って一家は離散、そしてただ今皆様の面前に、真っ白な裸体と漆黒の陰毛を晒しているのでこざいます。さて本日の責めである「若草焼き」は、この陰毛を焼くことですが、その発祥は戦国時代に遡ります。
桜の花は、さの絢爛たる美しさと散り際の潔さを若武者にたとえて、私たち日本人に愛されて参りました。満開の季節になると、各地の城塞では盛大な宴席が設けられ、配下の武将たちに酒肴が振る舞われるのが習わしで、当然のことながら最後には女の登場で締め括られました。
もっとも唄や踊りでは飽き足らなかった戦国の侍たちには、残酷この上もない拷問ショウが用意されていたのでございます。その主役は、敵将の子女や奥女中だけではなく、卑怯な振る舞いをしたり、敵国に寝返った味方の家来の子女も含まれています。
娘たちはかつての同僚や知人の面前で素っ裸に剥かれた後、手頃な枝を大きく跨いで荒縄で固定されます。そして両乳房の中間と、股間をくぐる桜の枝に蝋燭が結びつけられます。
胸元の蝋涙に柔肌を痛めつけられた少女は、「熱い、熱いよー」と全身を震わせ泣き叫びます。一方、股間の蝋燭は次第に熔けて、じりじりと陰阜に炎を這わせます。「キャー」少女は必死になって両足を踏ん張り、肉臀を炎から遠ざけようとしますが、皮肉にもそれは、ますます秘唇を炎に近づける結果になるのでございます。
そのうち、やっと翳りの増した陰毛がパチパチと燃え上がり、樹上の聖少女は観衆の見守る中、哀しくも恥ずかしい絶叫ショウを展開致します。非情の炎は、さらに少女の可憐な肉芽から、いじらしい亀裂へと進み、後ろから肛門を舐め尽くした炎と合体して、汚れなき処女を無限の焦熱地獄へと導くのでございます。
(続く)
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