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▼ 赤満幸猟奇譚 第2回 【門満穴飾り】

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絵と文=大園喜八郎

秘密教団「赤満講」が、生け贄となった哀れな少女たちを使って荒ぶる神々を鎮める背徳と暴虐の歳時記。
ジャパニーズ・カルトの新境地!


【門満穴飾り】

ロリータの 女の子(めのこ)を裂いて 松飾り

初日詣が終わったところで第二部の酒宴に入ります。表神道は神社で祭儀を行ないますが、裏神道に神社はありません。おぞましい性の饗宴は海辺にできた洞窟とか、外から見ることのできない武家屋敷や豪商の別邸などで行なわれます。これから酒宴が始まるのも由緒ある武家屋敷の大広間です。さて皆様方、会場に入る前に、入り口を飾る一対のロリータのスッポンポンをご覧下さい。

ちょっと見ると門松の上に全裸で立っているだけですが、股の間を下から覗いて下さい。まん中の若竹がお嬢さんの可愛いお満幸にぶすりと突き刺さっているのが、お判りでしょう。しかも、小さな栓で少女の膣の中に潜り込んでいる竹の先端を大きく大きく引き裂いています。つまり哀れな生け贄の少女は、手の自由が利かない限り、この残酷な枷……満枷から逃れることはできないのであります。

さらに、後ろから彼女のお尻の肉を両側に広げて、肛門を眺めると松の枝が穴の中にめり込んでいるのが判ります。これも尻枷という拘束いじめの一つです。さて松、竹とくれば、次は当然「梅」になります。ご覧下さい。梅の枝が二本、お嬢さんの尿道口に突っ込まれています。狭い尿道を無理矢理に押し広げられる激痛を、皆様もきっと想像できるのではないでしょうか。さらに二本の枝が押し込まれているために、オシッコは垂れ流しになっています。最後の尿(いばり)枷を合わせて羞恥の三門枷と言われています。

生け贄の苦しみはそれだけではありません。ご覧のとおり両手を大の字に広げて注連縄に繋がれている上に、軒下に立たされているため、雪解けの冷水が氷柱を伝って裸身に突き刺さります。少女は「寒い、寒い、もう止めて」と許しを乞いますが、もちろん誰方も耳を貸す必要はありません。それよりか「じゃあ温めてやろう」と可愛いピンク色の乳首にライターの炎を近づけて「ギャー」と絶叫するのを楽しんで頂きたいものです。

では、どんな娘さんが生け贄にされるのかご説明しましょう。先ず、皆様方が講中に入られる際、四千九百万円の入講金を積み立てて頂く他、毎回の赤満災のお供えとして四十九万円を頂いております。しかも全てが現金であり、総額は数十億円に達していますが一切銀行へは預金して居りません。では、そんな大金を何処に使っているのかと申しますと、実は銀行からもサラ金からも見放された企業に無担保で貸し付けているのでございます。

もちろん全くの無担保では回収はきわめて困難ですから、必ず保証人を立てています。その保証人になれるのは、借主の子供や親戚で、数え年十三歳から十九歳の少女に限られています。一口、四千二百万円を貸し付け、満幸日(返済期日のこと)である四十九日目に四千九百万円を返済出来ないときは、保証人である少女の肉体を四百九十日間、鬼神に捧げなければなりません。私達はこの少女達を「裸巫女、裸秘女」と名付けて居ります。

ただ今、門満穴飾りの責めに泣きながら、皆様方の前に素っ裸を陳列しているのは、昨年暮れに倒産した吉○工業の二代目社長吉田貴○氏の三女「貴○さん」満 ○三歳です。有名なキリスト教系のお嬢さん学園の○等部二年生、本来ならば暖かい部屋でおいしいお菓子を摘みながらテレビを楽しんでいるところですが、父親の乱脈経営の犠牲となって、あられもない姿を皆様方の前に晒し、寒風に震えているのでございます。

(続く)


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